みなさんこんにちは。フィギュアスケート観戦オタク歴15年のあんがお送りするフィギュアスケートシリーズ記事です。女子フィギュアスケートグランプリシリーズ2017も最終戦が終わり、いよいよ進出6選手が出揃いました。日本からも樋口新葉選手が見事に出場を決めましたね。
出場6選手も出揃いましたので、今回は女子グランプリファイナル2017の出場6選手の紹介と大胆に順位予想もしてみたいと思います。予想には個人的な私の期待も入ってますので、ご承知おきください。
それでは、始めていきますね。今回もよろしくお願いします。
女子GPファイナル出場6選手紹介
エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)
現在の絶対的な世界女王のメドベージェワ選手です。パーソナルベストは241.31と、女子のトップ選手が210点台が多い中、1人別次元の存在です。
しかし、メドベージェワ選手は右足中足骨にひびが入っている状態で、出場が不透明となっています。ロシアスケート連盟が公式サイトに掲載した文章では、メドベージェワ選手は今月のNHK杯の優勝以降、右足にギブスをはめているそうです。
ここで、新情報入りました。メドベージェワ選手は負傷のためGPファイナル欠場のようです。残念ですがしょうがないですね…。しっかり治療して完治を願い、オリンピックでの活躍に期待しましょう。
宮原選手が繰り上がりで出場となります。
アリーナ・ザギトワ(ロシア)
パーソナルベストは 218.46です。基礎点が1.1倍になる演技後半にジャンプを集め技術点での高得点を狙ってきます。ショートではよくある作戦ですが、フリーでも全てのジャンプ要素を後半に跳んだのはザキトワ選手が史上初です。
GPシリーズは今年がシニアデビューで2002年生まれの15歳ですが、中国大会とフランス大会で金メダルを取り、堂々の2位通過でGPシリーズ進出を勝ち取りました。恐るべき15歳です。
女子で高得点を狙える、3回転ルッツ→3回転トウループの成功率がかなり高い技術的に大変優れた選手です。
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ケイトリン・オズモンド(カナダ)
2016~2017シーズンの世界選手権銀メダルの選手です。そのときにパーソナルベスト218.13を出しています。技術的に優れ、ジャンプの得意な選手と言えるでしょう。ジャンプは3回転フリップ→3回転トウループを主力に戦ってきます。また、大技である3回転サルコウ→2回転トウループ→2回転ループなどのコンビネーションジャンプも持っています。3連続ジャンプが決まるとかなりの高得点になります。コンビネーションジャンプをどう決めてくるかがポイントになりそうな選手です。
カロリーナ・コストナー(イタリア)
フィギュアスケート選手が20代後半までに引退することが多い中、現在30歳とシニア現役約15年と、これまた恐るべき現役続行年数を記録している選手です。世界選手権女王や、ソチオリンピックでの銅メダル獲得など、これまでの実績も素晴らしいです。
パーソナルベストは2014年ソチオリンピックでの216.73です。それから3年後の今回のGPシリーズでのハイスコアも215点台と、衰えを全く感じさせません。オリンピックという大舞台でパーソナルベストをたたき出したことからも、メンタルの強さを感じます。数々の修羅場を潜り抜けてきた選手です。何が起こるか分からないGPファイナルです。コストナー選手にもチャンスがきっとあると思います。
マリア・ソツコワ(ロシア)
身長173㎝と、女子のフィギュア選手の中ではかなり背の高い選手となります。長い手足をきれいに使っての表現を得意としている選手です。パーソナルベストは、2017GPシリーズフランス杯での208.78です。昨年度からGPシリーズシニアデビューをし、GPファイナルにも進出経験があります。着実に実力を積み上げてきた選手です。
写真がちょうどよいのが見つからなくて、申し訳ないのですが昨シーズンのものになっています。
樋口新葉(日本)
期待の女子高生トリオの一角をなす、樋口新葉選手です。女子フィギュアでは難易度が高い3回転ルッツ→3回転トウループのコンビネーションジャンプを武器に戦ってきました。ジャンプの技術に非常に秀でた選手です。スケーティングスピードも速く演技に迫力があります。パーソナルベストは217.63と堂々の210点台です。世界のトップと渡り合える実力を付けてきました。
昨シーズンからGPシリーズシニアデビュー、今シーズンGPシリーズ中国大会2位、ロシア大会3位に入り見事GPファイナル初出場を果たしました。
ジャンプを跳ぶまでの構えの時間が少々長いという課題がありますので、そのあたりの克服がGPファイナルでの活躍のキーポイントになると思います。
宮原知子(日本)
メドベージェワ選手が怪我のためGPファイナル欠場となりました。ポイントランキングで7位に付ける宮原知子選手が繰り上がりで出場となります。
3回転ルッツ→3回転トウループの難易度の高いコンビネーションも持っていますし、スピンの評価が非常に高い選手です。個人的には彼女のレイバックスピンは世界一だと思います。技術だけでなく表現力も高いので演技構成点も高得点が取れ、安定感のある日本女子フィギュアのエースです。
GPファイナルの結果もオリンピック代表選考の基準となっていますので、繰り上がりとなれば出場を受ける可能性も高いと思います。しかし、全日本選手権に標準を合わせるなら…う~ん…GPファイナル繰り上がりを受けるか悩みどころですね…。ちなみにポイントランキング8位は大躍進中の坂本花織選手です。
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出場6選手のGPシリーズハイスコア
- エフゲニア・メドベージェワ SP:80.75 FS:150.46 合計:231.21
- アリーナ・ザギトワ SP:69.44 FS:144.44 合計:213.88
- ケイトリン・オズモンド SP:76.06 FS:136.85 合計:212.91
- カロリーナ・コストナー SP:74.62 FS:141.36 合計:215.98
- マリア・ソツコワ SP:67.79 FS:140.99 合計:208.78
- 樋口新葉 SP:70.53 FS:141.99 合計:212.52
- 宮原知子 SP:70.72 FS:143.31 合計:214.03
今シーズンのGPシリーズハイスコアを見ると、メドベージェワ選手がダントツです。しかし、残念ながらメドベージェワ選手は怪我のため欠場のようです。それを追いかけるのが、なんとベテランのコストナー選手ですが、2位以下は混戦状況というような感じがします。宮原選手のスコアも十分優勝圏内なのが気になるところですね。
GPファイナル大胆順位予想!
それでは、お待ちかねの順位予想をしていきます!
- 金メダル…宮原知子選手
- 銀メダル…カロリーナ・コストナー選手
- 銅メダル…樋口新葉選手!!!
個人的な好みも入っていますので、ご了承ください。
メドベージェワ選手が欠場となりましたので、宮原知子選手が繰り上がってきます。スケートアメリカでの復調ぶりを見るとかなりの活躍が期待できそうです。宮原選手のパーソナルベストは218.33です。実力的にも表彰台のトップに立つ力は十分にあると思います。宮原選手の活躍に期待しましょう!
2位にはコストナー選手が入ってくるのではないでしょうか。今回の出場は若い選手が多いです。その分、プレッシャーのかかる大舞台でも安定感の出せるベテランならではの勝負強さを見せてくれるように思います。
スコア的には3位はザギトワ選手ですが、期待を込めて樋口新葉選手と予想してみました。ザキトワ選手はGPシリーズが今シーズン初出場でした。競技経験で上を行くという点も考え、樋口新葉選手の活躍を願って3位と予想してみました。
オズモンド選手もパーソナルベスト218点台ですので、上位進出位の可能性は高いです。しかし、ベストスコアの地元カナダ大会と比べるとフランス大会でスコアを落としています。その点を考えて上記のような予想となりました。いかがでしょうか。
さて、今回は女子フィギュアスケート2017グランプリファイナルの進出選手紹介と、順位予想をしてきましたがいかがでしたでしょうか?各選手実力にもかなり拮抗していて、正直とても予想するのがとても難しかったです。女子グランプリファイナルは激戦になりそうですね。
グランプリファイナル初出場の樋口新葉選手の活躍を祈りつつ、お別れしたいと思います。グランプリファイナル名古屋が行われる12月7日が待ち遠しいですね。
それでは、今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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