当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。フィギュアスケートおたく歴15年のあんがお送りする、フュギュアシリーズ記事です。今回は男子フュギュア界期待の宇野昌磨選手のグランプリファイナル2017名古屋大会のショートプログラムの結果分析をしていきたいと思います。
宇野昌磨選手が初の世界トップに立つチャンスとなる大会です。ショートプログラムの結果はどうだったのでしょうか。平昌オリンピックの結果を占うにも重要な試合です。それでは、早速始めていきますね。今日もよろしくお願いします。
宇野昌磨選手のプロフィール
結果分析の前に宇野昌磨選手のプロフィールを簡単におさらいしておきましょう。
- 生年月日: 1997年12月17日
- 身長:159㎝
- 2014~2015年シーズン戦績:世界ジュニア選手権1位 全日本選手権2位
- 2015~2016年シーズン戦績:GPファイナル3位 全日本選手権2位
- 2016~2017年シーズン戦績:世界選手権2位 全日本選手権1位
- 2017~2018年シーズン戦績:GPシリーズカナダ1位、フランス2位
男子の選手としては非常に小柄な選手ですが、4回転ジャンプも見事に跳べる素晴らしい選手です。正直この体格で4回転を跳べるというのは驚異的です。筋力がしっかりついている証拠だと思います。
世界のトップクラスで激戦を戦い抜くことのできる実力の高い選手です。4回転フリップを世界で初めて公式大会で成功させた選手でもあります。また、ジャンプなどの技術だけでなく表現力も高い選手です。個人的には彼のステップとスピンが大好きです。彼自身の「フィギュアはジャンプだけの競技じゃない」という言葉をそのまま体現しているような競技姿勢にときめいてしまいますね!
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ショートプログラム 点数の結果と分析
- GPファイナルSP 技術点:57.04 演技構成点:46.47 転倒-2 合計:101.51
GPシリーズ優勝のカナダ大会とほぼ同じ点数ですが、転倒の分だけ点数が下がってしまった形となりました。う~ん…惜しい!ショートプログラムは2位となりました。
技術点の分析
技術点とはジャンプやスピン、ステップなどそれぞれの技に付く点数です。難易度により基礎点があります。その基礎点に出来栄えで加点や減点がされます。
グランプリファイナル、ショートプログラムの宇野昌磨選手の技術点は57.04でした。冒頭の4回転フリップを見事に成功させましたね。しかし、ややジャンプ前のステップがいつもより小さめだったような気がします。
スピンとステップはいつもより少しスピードが遅かったのではないでしょうか。少し慎重になって抑えめになっていたのかもしれません。「本番だと勢いが付きすぎる癖がある」と宇野昌磨選手本人もインタビューで言っていましたので。演技の規定時間も10秒越えて-1の減点となりました。このあたりのスケーティングスピードも影響していたかもしれません。
基礎点が1.1倍になる後半に4回転トウループ→3回転トウループのコンビネーションを決めることが出来たのは大きいです。こちらはジャンプ前のステップもきれいに入り、カウンター的な回転系のステップから跳ぶという大変難しい跳び方で決めることが出来ました。素晴らしいジャンプだったと思います。
残念ながら最後のジャンプのトリプルアクセルで転倒をしてしまいました。両足をそろえるイーグルという形からの難易度の高い跳び方でした。離陸は成功し、着氷もしましたが、重心のずれのせいか着氷後にエッジを外してしまい、ちょっと珍しい転倒の仕方をしてしまいました。ここで減点-1となったのが本当に惜しいです。
後半のスピンは足変えも2回入り、スピードも戻りましたが、最後のスピンの軸ズレがいつもよりは大きかったように思います。
演技構成点の分析
演技構成点は演技全体に付けられる点数です。大まかに言うと表現力を評価します。審判5人がそれぞれジャッジし、点数が決まります。審判一人10点満点で点数を付け、その合計に係数がかけられて点数が決まります。男子ショートの係数は1.00なので、ショートの演技構成点の満点は50点ですね。
グランプリファイナル、ショートプログラムの宇野昌磨選手の演技構成点は46.47でした。満点が50点であることを考えると、審判1人当たり平均9点を越えています。素晴らしい点数ですね。演技構成点では出場6選手中トップの点数です。見事な点数だったと思います。転倒があっても演技構成点でしっかりと点数を取れるのは、宇野昌磨選手の武器だと思います。
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グランプリファイナル優勝の可能性は?
それでは、まず出場6選手のショートプログラムのスコアの結果を見てみましょう。
- ネイサン・チェン 技術点:58.14 演技構成点:45.18 合計:103.32
- 宇野昌磨 技術点:57.04 演技構成点:46.47 転倒-2 合計:101.51
- ミハイル・コリヤダ 技術点:55.51 演技構成点:44.71 転倒-1 合計:99.22
- ジェイソン・ブラウン 技術点:44.30 演技構成点:44.72 合計:89.02
- セルゲイ・ボロノフ 技術点:45.16 演技構成点:42.61 合計:87.77
- アダム・リッポン 技術点:42.59 演技構成点:43.60 合計:86.19
惜しくもトップの座は譲りましたが、点差は2点ありませんので、フリーでの逆転の可能性は十分にありますね。もしもの話は競技には禁物ですが、転倒が無ければトップでしたね。
さすがのネイサン・チェンもジャンプの着氷で少々乱れる場面がいくつかありました。両選手ともGPファイナル初の優勝に挑むということで、プレッシャーはあったことでしょう。決勝となるとやはり、何が起こるか分かりませんね。
宇野昌磨選手は追いかける立場になりましたが、追われるよりは気負いなく滑れると思います。フリースケーティングでの逆転に期待しましょう!
さて、今回は宇野昌磨選手のグランプリファイナル2017名古屋大会のショートプログラムの結果分析と、グランプリファイナル優勝の可能性について考えてみましたが、いかがでしたでしょうか。
平昌オリンピックでの活躍も期待される宇野昌磨選手です。是非フリースケーティングでも良い成績を残して、優勝を勝ち取りオリンピックへの布石としてほしいと思います。私は明日もTVにかじりついて全力で応援したいと思います!
それでは、今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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