当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。フィギュアスケートシーズンとなり、今年もグランプリシリーズ観戦に夢中のあんです。観戦歴15年のフィギュアおたくのあんが、グランプリシリーズ2018フィンランド大会の坂本花織選手の結果と分析をお送りいたします。グランプリファイナル初出場をかけた一戦です!
今回のフィンランド大会の結果はどうだったのでしょうか。ものすごく楽しみです。それでは、早速始めていきますね。今回もよろしくお願いします。
坂本花織選手のプロフィール
結果分析の前に坂本花織選手のプロフィールを簡単におさらいしておきましょう。
- 生年月日:2000年4月9日生まれ
- 身長:158㎝
- 2014~2015年シーズン戦績:世界ジュニア選手権初出場総合6位
- 2015~2016年シーズン戦績:リレハンメルユースオリンピック6位
- 2016~2017年シーズン戦績:ジュニアGPファイナル・世界ジュニア選手権銅メダル
- 2017~2018年シーズン戦績:四大陸選手権優勝、平昌オリンピック6位
- 2018~2019年シーズン戦績:GPSアメリカ2位
昨年、平昌オリンピックの代表を獲得し、注目を浴びた選手です。戦績を見てみると少しずつですが着実に力を上げていっていることが分かるかと思います。今後の伸びが大変期待できる選手の一人ですね。スケーティングがとても上手で、スピードに乗った演技をすることが出来ます。またジャンプの高さもあり、技術的に優れています。
今シーズンは表現力の向上に力を入れていると共に、スピンがとても上手になった印象があります。ぜひグランプリファイナル出場を果たしてほしいですね。
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坂本花織・グランプリシリーズ2018フィンランド結果分析
- ショートプログラム:57.26
- フリースケーティング:140.16
- 合計197.42
- 銅メダル!
ショートプログラムで出遅れましたが、フリーで前回のスケートアメリカとほぼ同レベルの結果を出し、ショート7位から見事に挽回して3位の銅メダルです!個人的には2位との差が0.15というのがとっても惜しい~!
フリーでの結果がとてもよかっただけに、ショートプログラムでの出遅れが残念ですが、グランプリファイナル出場の可能性が掛かったこの場面で挽回できる坂本花織選手の精神力のタフさに脱帽です!
ショートプログラム
- フィンランド杯 技術点:26.93 演技構成点:32.33 減点2 合計:57.26
技術点とはジャンプやスピン、ステップなどそれぞれの技に付く点数です。難易度により基礎点があります。その基礎点に出来栄えで加点や減点がされます。
何だか演技直前の表情を見ると緊張している感じが伝わってきました。さすがの坂本花織選手でも、グランプリファイナル出場を意識して固くなっていたように思います。
最初はトリプルフリップ→トリプルトウループのコンビネーションジャンプの予定でしたがトリプルフリップで転倒してしまい、コンビネーションにすることができませんでした。課題のトリプルフリップの軸足首のブレがやや大きく出ていたように思います。その分エッジを少々外してしまったのではないでしょうか。
次にダブルアクセルを跳びました。こちらは前回より構えの時間が短くなって、いい入り方だったと思います。
その後のコンビネーションスピンでは軸足替えがありましたが、速度も落ちず、軸も安定していましたね。本当にスピンは上手になったと思います。
最後のジャンプはトリプルループだけの予定でしたが、最初にコンビネーションを跳べなかったのでトリプルループ後にトリプルトウループを入れてきました。リカバリーに挑みましたが、残念ながらトウループの跳び出しがやや斜めになり転倒してしまいました。
演技ラストのレイバックスピンは素敵でしたね。軸ブレなく安定したスピンでした。
演技構成点は演技全体に付けられる点数です。主に表現力を評価します。審判5人が1人当たり10点満点で点数を付けます。その合計点に係数がかけられて点数が決まります。女子ショートの係数は0.8ですので、40点が満点です。
前回のアメリカ大会とやや低めですがほぼ同程度の点数が出ています。表現力の安定感が上がってきたと言えるのではないでしょうか。
フリースケーティング
- フィンランド杯 技術点:72.96 演技構成点:67.20 合計:140.16
最初のジャンプはお得意のトリプルフリップ→トリプルトウループのコンビネーションジャンプでした。着氷も安定し、高さもあって加点がかなり取れていそうです。フリップジャンプの軸足首のズレも前回のスケートアメリカや今回のショートプログラムのときより修正されているように見えました。
その後ダブルアクセルは、カウンターから入る難しい跳び方です。見事に成功させましたね。とても良いジャンプでした。
次のトリプルルッツは前回のスケートアメリカ同様、構えの時間が長くなってしまいました。ジャンプ自体は成功ですがやはりここが今後の課題になりそうです。
その後、トリプルサルコウを跳びました。こちらは流れに乗ったいいジャンプだったと思います。
ここからはジャンプの基礎点が1.1倍になります。昨シーズンまでのルールではジャンプの基礎点が1.1倍になるのは時間で区切られていましたが、今シーズンからは後半のジャンプ3本が基礎点1.1倍となります。
基礎点が1.1倍になるジャンプの最初はダブルアクセル→トリプルトウループ→ダブルトウループの3連続コンビネーションでした。ダブルアクセル前の構えの時間がやや長かったですね。ジャンプ自体は成功ですが、構えの時間を短くすることが今後の課題になってくると思います。
次のジャンプはトリプルフリップ→ダブルトウループのコンビネーションジャンプでした。こちらのトリプルフリップは軸足首のブレが修正されていましたね。その分ジャンプしやすくなって見事に成功したのだと思います。欲を言えばトリプル→トリプルのコンビネーションジャンプにしたいです。
今シーズンから同じジャンプは1回しか跳べなくなりました。冒頭でトリプルフリップ→トリプルトウループを跳んでいますから、2回目をダブルトウループにしないと同じジャンプになってしまい点が入りません。トリプル→トリプルで跳べるコンビネーションジャンプの種類を増やして演技全体の基礎点を上げていきたいところです。
スピンを挟んで最後のジャンプはトリプルループでした。着氷後の動き出しも早く加点がもらえるジャンプだったと思います。
演技最後のスピンは前回のスケートアメリカの時よりはやや軸ブレがあったように見えますが、このプレッシャーのかかる場面で、よくここまでいい演技を綱抜きとおしたなと思います。
演技構成点は演技全体に付けられる点数です。主に表現力を評価します。審判5人が1人当たり10点満点で点数を付けます。その合計点に係数がかけられて点数が決まります。女子フリーの係数は1.6ですので、80点が満点になります。
演技構成点はまだまだ伸びしろありますね。特に構えの時間が長いジャンプがあるとつなぎの要素で減点されます。この辺りを克服してくると、かなり伸びるのではないでしょうか。
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坂本花織選手・グランプリシリーズ2018フィンランドのまとめ
- ショートの出遅れをフリーで挽回!銅メダル!
- ショートではフリップに軸足首のブレあり
- フリーではフリップの軸足ブレを修正してきました!
- ルッツジャンプ前とダブルアクセル前の構えの時間を短縮したい
- トリプルルッツのコンビネーションジャンプを入れたいです!
- グランプリファイナル出場に望みをつなぎました!
- 今回2位ならグランプリファイナル出場確実だったかも…ちょっと残念。
さて、今回は期待の注目選手、坂本花織選手のグランプリシリーズフィンランド大会の結果分析をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。見事銅メダルです!3位に入ってグランプリファイナル出場は他の選手の動向次第となりました。今後の展開が楽しみですね。
フリーラストのガッツポーズが力強かったな~♪力いっぱい喜びを表現する花織ちゃんはかわいいですね!次世代のエース候補としても、とっても期待できるのではないでしょうか!グランプリファイナル出場できるといいな。
それでは、今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
花織ちゃんの直筆サイン色紙です~欲しい!しかも生写真付き!気になる…。
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