当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。フィギュアスケートシーズンとなり、今年もグランプリシリーズ観戦に夢中のあんです。観戦歴15年のフィギュアおたくのあんが、グランプリシリーズ2018フィンランド大会の羽生結弦選手の結果と分析をお送りいたします。羽生結弦選手のグランプリシリーズ注目の初戦になります!
昨シーズン、オリンピックで優勝し、今季のプログラムがどのように進化しているのかも気になりますね。それでは、よろしくお願いします!
羽生結弦選手のプロフィール
結果分析の前に羽生結弦選手のプロフィールを簡単におさらいしておきましょう。
- 生年月日:1994年12月7日生まれ
- 身長:172㎝
- 2013~2014年シーズン戦績:ソチオリンピック・世界選手権・GPF金メダル
- 2014~2015年シーズン戦績:GPF金メダル、世界選手権銀メダル
- 2015~2016年シーズン戦績:GPF金メダル、世界選手権銀メダル
- 2016~2017年シーズン戦績:GPF金メダル、世界選手権金メダル
- 2017~2018年シーズン戦績:平昌オリンピック金メダル
さすが王子!堂々の金メダルラッシュです!2013~2014年シーズンには3冠王も達成しています!無敵!2017~2018年シーズンはGPFは怪我などのため出場できませんでしたが、それまでの4年間、GPF4連覇の偉業を成し遂げています。
なんとオリンピックも2連覇ですよ!向かうところ敵なし?!
そんな羽生結弦王子ですが、若いころは体力があまりなくて、演技中にこけまくっていました。しかし、今ではそんなこと信じられないくらいの安定感がありますね。
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羽生結弦・グランプリシリーズ2018フィンランド結果分析
- ショートプログラム:106.69
- フリースケーティング:190.43
- 合計297.12
- 金メダル!
ショートプログラムでルール改正後の今季世界最高得点をいきなりマーク!フリーでも文句なしの今季世界最高得点です!
フリーでは世界初となる4回転トウループ→トリプルアクセルの大技コンビネーションジャンプも成功させました!着氷ちょっと乱れましたけどね。う~ん強すぎる!
でも、あんはちょっと課題も見付けちゃったんですよね。こんなに強い王子から課題見付けちゃうなんて、あんは鬼かな…(;^_^A
後ほど詳しく解説していきますね。
ショートプログラム
- フィンランド杯 技術点:59.09 演技構成点:47.60 合計:106.69
技術点とはジャンプやスピン、ステップなどそれぞれの技に付く点数です。難易度により基礎点があります。その基礎点に出来栄えで加点や減点がされます。今季から加点と減点が7段階から11段階になりました。上手な選手はより加点をもらえて点数を伸ばせるという感じです。羽生結弦には有利に働きそうですね。
最初のジャンプは4回転サルコウでした。力が入っていなくて楽に跳んでいる印象を受けましたね。羽生選手は4回転ではサルコウが一番得意な感じがします。以前は4回転サルコウで失敗も見られましたが、フィンランド杯の様子を見ていると、4回転サルコウの安定感がかなり上がったように思います。また、ジャンプ直前に両足を開くインサイドイーグルという形を入れてから跳びました。難しい入りなので加点要素ですね。
ただしインサイドイーグルは「ちょこっと入れた」という感じであまり長時間行っていません。もっと長く入れると更に加点につながるでしょう。
次のジャンプはトリプルアクセルでした。跳び出しがちょっと斜め方向で一瞬冷っとしましたが、難なく着氷です。背筋がものすごく強い証拠ですね。この跳び出しで着氷が乱れないというのはさすがです。
その後ステップを挟みましたが、このステップが個人的には素晴らしかったですね。まるでスピンみたいな回転速度でステップを踏んでいました。ちょっとビビりました!
その後、4回転トウループ→トリプルトウループのコンビネーションジャンプ跳びます。トリプルトウループの跳び出しがやや斜めになりました。少々着氷が乱れましたが、ここも転倒せずにこらえます。少々乱れても転倒しないというのが本当に強い!
その後、足替えのシッドスピンを行いましたが、回転速度が足替えをしても全然落ちないのが驚異的です。スピン後のステップでは、手数も十分でスピードにも乗っていました。演技最後のスピンは安定していますが、やや大人しかったかな?
演技構成点は演技全体に付けられる点数です。主に表現力を評価します。審判5人が1人当たり10点満点で点数を付けます。その合計点に係数がかけられて点数が決まります。男子ショートの係数は1.0ですので、50点が満点です。
審判全員が9点以上という異次元の高得点でしたね。演技全体のスケーティングスピードも物凄く速いですし、ジャンプ前の構えの時間も全くないので、各要素で高得点だと思います。文句なしですね!
フリースケーティング
今季からのルール改正で男子のフリースケーティングの時間が30秒短くなり4分間となりました。また、跳べるジャンプも8回から7回と1回減っています。
- フィンランド杯 技術点:98.01 演技構成点:92.42 合計:297.12
最初のジャンプは4回転ループからでした。昨シーズンはあまり跳んでいなかったはず。オリンピックでは跳んでいませんでしたね。いよいよ今季から実践に本格投入といった感じでしょうか。こちらも跳び出しがやや斜めになり少々乱れますが、着氷は転倒せずにこらえます。
次のジャンプは4回転サルコウでした。物凄く安定感があって軽く飛んでいる感じでした。全く余計な力が入っていませんでしたね。4回転サルコウは今後、かなりの武器になりそうです。
4回転サルコウを跳んだあとは軸ブレの無いきれいなスピンと、くるくるよく動くステップを披露しました。速いステップの後、突然ゆるやかなステップに切り替えるなど、メリハリがついていて演技構成点にも好影響だったのではないでしょうか。
その後のトリプルループは難なく跳びました。次の4回転トウループはややバランスが崩れますがこらえて着氷します。少々崩れても転倒しないというのも羽生結弦選手の強さの1つだと思います。
次のジャンプからは基礎点が1.1倍になります。昨シーズンまでのルールではジャンプの基礎点が1.1倍になるのは時間で区切られていましたが、今シーズンからは演技後半のジャンプのうち、3本のみが基礎点1.1倍となります。
基礎点が1.1倍になるジャンプは4回転トウループ→トリプルアクセルのコンビネーションジャンプからでした。これ、公式戦で成功させたのは今回の羽生結弦選手が世界初です!これ、とっても難しいはずです。4回転トウループの着氷は右足でしかも後ろ向きです。その後にトリプルアクセルを跳ぶためには、前を向き、なおかつ左足に軸足を踏みかえて右足を振ってジャンプしなければなりません。着氷後、態勢移動して足を入れ替え、しかもほぼ助走無しという条件でのトリプルアクセルになりますので、かなり難度高いです!
さすがの王子もトリプルアクセルで着氷が乱れましたが、ここも転倒せずにこらえます!
その後トリプルフリップ→トリプルトウループのコンビネーションジャンプをあっさり決めて、カウンターを入れたトリプルアクセル→シングルオイラー→トリプルサルコウの3連続コンビネーションジャンプを見事に成功させてジャンプを締めました。シングルオイラーというのはシングルループのことです。ルール改正でコンビネーションジャンプに入れるときだけ名称が変わることになりました。
ラストのコンビネーションスピンはやや軸ズレした気もしますが、速度は十分で見ごたえありましたね。
さて、ここまでジャンプなどの解説をしてきましたが、勘の良い方は気が付いているのではないでしょうか?そうです。ルッツジャンプが1つもないのです。ショートでもフリーでも、トリプルを含めて1回も跳んでいません。
ルッツジャンプはかなり高得点のジャンプです。そのルッツを入れなくてもこれだけ高得点なので「文句なし!」かもしれませんが、ライバルの動向次第ではルッツをどこかに入れなければならなくなるかもしれません。有力なのはトリプルフリップとの入れ替えでしょうか。
昨シーズン、羽生結弦選手は4回転ルッツの練習で怪我をしています。もしかしたら、そのあたりのことを考えて回避しているのかもしれません。ルッツを跳ぶかどうかの選択が今後の課題になるのでは、と個人的には考えています。
演技構成点は演技全体に付けられる点数です。主に表現力を評価します。審判5人が1人当たり10点満点で点数を付けます。その合計点に係数がかけられて点数が決まります。男子フリーの係数は2.0ですので、100点が満点になります。
演技構成点は、審判全員が9点以上でほぼ満点に近いです。「これ以上上げられるのかな?」というぐらい高い点数で、これまた文句なしですね。
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羽生結弦選手・グランプリシリーズ2018フィンランドのまとめ
- ショート、フリーともに今季世界最高得点で金メダル!
- 4回転ループを今季から本格実践投入!
- 世界初の4回転トウループ→トリプルアクセルにも成功!
- 着氷の乱れは多かったですが、転倒せずにこらえました。
- ルッツジャンプを1回も跳びませんでした。
- 今後、ルッツを跳ぶのかどうか、注目です!ライバルの動向次第。
さて、今回は世界のフィギュアスケート王子、羽生結弦選手のグランプリシリーズフィンランド大会の結果分析をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。見事金メダルです!やっぱり羽生王子はすごいな~♪次回の11月16日からのロシア杯が楽しみですね!グランプリファイナル出場に期待大です!
それでは、今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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