短歌の作り方【中学・高校生から大人まで】題材と言葉選びのコツ

 こんにちは。短歌女子のあんがお送りする短歌の作り方シリーズです。今回は短歌にする題材と言葉の選び方についてお話ししたいと思います。いよいよ短歌の作り方の本題に入ります。

 短歌を作るときに、題材はわりと簡単に選べるのですが、それに関わる言葉をどうしていくかが難しいと思います。言葉の選び方が上手になると短歌の作り方も上達しますよ。それでは、早速始めていきましょう。今回もどうぞよろしくお願いします。

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<短歌の作り方シリーズ、最初の記事はこちらから>

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短歌の作り方のコツ①短歌を詠む題材について

何を短歌の題材として短歌を作るか

 題材は本当に何でもいいというのが短歌の世界です。季語というものがありまして、短歌より俳句は季語を割合に気にします。しかし、俵万智さんという歌人の登場などにより、短歌の題材は生活に身近なものが、簡単な言葉で詠まれるようにまりました。

 まずは、自分が短歌にしてみたいことを一語だけ選んでみましょう。題材がどうしても思いつかないときは、周りをぐるっと見渡します。世の中にある全ての物で短歌を作ることができます。

 でも、自由すぎると逆に返って難しいですよね。そこで、よく短歌を作るときによく選ばれる題材の例をいくつか挙げてみます。

短歌を作るときによく選ばれる題材

  • 恋の歌
  • 悩みについて
  • 家族について
  • 日常生活で見付けた面白いこと
  • 季節に関係する歌

 私、短歌を詠み合う専用のアプリ「うたよみん」というのをスマホに入れて、たまに短歌を作ったり、他の方の短歌を読ませてもらったりしています。そのアプリに掲載されている短歌をざっと見渡しての個人的な印象ですが、以上の5つ題材が多いように思います。

 一番多いのは、だんぜん恋の歌ですね。恋の悩みはいくつになっても尽きないものです。結婚後の方は、子育ての喜びや旦那さんの面白い様子についての感想など、家族について感じたことで短歌を作る方が多いように思います。

 ここが、短歌と俳句の違いとも言えますね。俳句より下の句「7、7」が長い分、自分の感情や気持ちを込めやすくなっています。

 短歌の題材選びに迷ったときは、恋する気持ちや人生の悩みなど、自分が抱えている気持ちの中から探すとよいですよ。

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短歌の作り方のコツ②言葉選び

 では、いよいよ題材が決まったとして、短歌を作り始めてみたいと思います。題材の例は一番人気の「恋」にしますね。なんだかドキドキしますね(笑)

 題材を決めただけで、頭の中で想像して言葉を選ぶのは、結構難しいです。なんとなく選んでしまうと、よくある表現になってしまうことが多いのです。

 短歌に使う言葉の候補は多いに越したことはないですから、次は短歌に使う言葉の探し方を紹介します。

 

言葉マップを作って短歌に使う言葉を探す

 まずは、筆記用具を用意してください。書いたことを消せないように、ボールペンとかの方がおすすめです。書いてみて「う~ん、いまいち」と思ったことでも、後で「これは別の方法で使える!」ということが結構あります。

 基本、書いたことは消しません。それでは、いったい何を書くのかというと、そちらは次の図を見てください。仮に「言葉マップ」とでも名付けておきましょう。

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 言葉マップの作り方は次の以下の通りです。

  • 中心に思い付いた題材を一言書く。
  • その周りに思い付いたことを、つなげて書いていく。
  • そこからまた思い付いたことをつなげて広げていく。

 最初に選んだ中心の言葉は今回は「恋」にしてみました。お手本用の画像なのでワードで作成しましたが、みなさんはもちろん手書きでOKです。

 こうしていくと、「恋」から連想する言葉が、どんどん出てくると思います。この言葉マップを作るときのポイントは、「思い付いたら迷わず書く」というところです。「これちょっと違うかな…?」などと思っても、とにかく書いていきます。

 一見テーマとは関係なさそうな言葉は後から効いてきます。関係のある言葉だけ並べると面白味がないよくある短歌になりますが、関係のない言葉が入ると、変化がついて短歌に味が出てきます。

 あと、出来る限りたくさん書いておくと、後から言葉を選ぶときに楽なりますよ。試しに、この言葉マップを基に、短歌を作ってみますね。

 

  交差点 信号全て 青色に 

       会いに行きなと 押された背中

 

 ちょっと若返ったつもりで作歌してみました。あまりいい例じゃないですけど…。しかも、なんというか…かなり恥ずかしいですね(;^_^A

 でも、「恋」という言葉は使わずに片思いの短歌、もしくは恋の迷いみたいな気持ちは出せたと思います。交差点の信号が全て青になることはあり得ないので、奇跡的な出会いのイメージも載せたつもりです。あまり上手でないのは、許してくださいね。

 自分で自分の短歌の解釈をするのは、風情がない気がするのでこの辺で辞めておきます(;^_^A

 短歌の作り方のコツの1つに、この実際のテーマにしたい言葉は出来るだけ使わないというのがあります。ストレートにテーマの言葉を使ってしまうと、小学生が作った短歌みたいになってしまうのです。

 あと、短歌は基本的には縦書きです。ブログの書式の関係上横書きになっていますが、ご了承ください。

 

言葉マップの活用した短歌の作り方

  • 言葉が思い付かなくなったときに言葉マップを見直す。
  • いい言葉が無かったらさらに言葉マップを広げていく。

 このようにして、言葉マップを短歌作りに生かしていきます。言葉マップから言葉を拾ったり、さらに想像を広げていって別の言葉を探していくのです。そうすると「使いたい言葉が見つからない」とか「イメージが広がらない」と困ることが大変少なくなるはずです。

 言葉マップを使って短歌を作れるようになってきたら、思い付いた題材からいきなり短歌作りに突入しても大丈夫になってくると思います。言葉の連想力が付いてきたということです。慣れてきたら挑戦してみてください。 

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短歌の作り方は書くのが基本

 短歌は書いて考えるのが基本だと思います。書くことのよいところは視覚化されるところ、つまり目に見えるようになることです。また、残って消えないというのも大事です。

 自分の頭の中で想像したものは、思い付いた後からどんどん消えていきます。それを後から思い出そうとしても、なかなか上手くはいきません。先ほどの言葉のマップを書いて言葉を増やす時も、実際に「5、7、5、7、7」の形にまとめていくときも絶対に書いて残していきましょう。

 もちろん、最近は便利なアプリがありますから、そちらを利用するのもいいですね。先ほどからご紹介している「うたよみん」ですが、こちらは手軽にスマホで短歌づくりができていいですよ。書いて残りますし。しかし、ボツにしたのは消えてしまいますけどね。

 そのようなことを考えると、やっぱりメモ帳とペンが王道の様な気がします。「とにかくたくさん作ってみたい」というのであればアプリ、「じっくり質の高い短歌を作ってみたい」というのであれば、ノートとペンかなと個人的には思います。

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思い付いた発想や言葉は必ずメモ 

  • いい言葉を思い付いたら必ずメモ
  • いい言葉や言い回しを思い付いたときもメモ
  • メモをとっておくと後からそれを使って言葉マップを作れる
  • メモ帳とペンを持ち歩く。
  • スマホにメモをするのもいい。

 「思い付いたことはどんどん消えていく」ものなのです。後で思い出そうとしても、ほぼ不可能ですので、必ずメモをすることをおすすめします。

 短歌というと平安時代の歌会のイメージが強いので、「即興で詠むのかな?」と思いがちですが、本来は書いて書いて書き直してまた書いてと、何度も練り直して完成形を目指すものなのです。

 

 ちなみにこちらは、俵万智のマンツーマン短歌教室に一青窈が入門して、短歌を学ぶ様子を本にしたものです。 二人のやりとりの様子から短歌の作り方を学べるので、一般的な短歌入門書より読みやすくていいですよ。

短歌の作り方、教えてください (角川ソフィア文庫)

短歌の作り方、教えてください (角川ソフィア文庫)

 

 

 さて、今回は短歌の作り方のうち、題材の選び方と言葉やイメージの広げ方のコツについてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか。「言葉マップ」は短歌初心者のうちは短歌を作るときに本当に便利なので、ぜひ使ってみてください。

 次回は、短歌の字数の合わせ方についてお話します。次回もよろしくお願いします。それでは、今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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