読書感想文の構成【中学・高校生向け】簡単な書き方は組み立てを決めること!

読書感想文の構成と書き方

 こんにちは。このブログにお越しいただきありがとうございます。読書感想文の宿題って難しいですよね。きっとあなたも…

  • 読書感想文ってどんな順序や順番で書くの?構成が難しい…。
  • 読書感想文って難しいな…どうやって書くんだろう?書き方のコツや簡単な書き方を知りたい!
  • 読書感想文を書こうとしてもあらすじになってしまう…。
  • 子どもに夏休みや冬休みの宿題で読書感想文が出た。書き方を教えたいけど、どうしたらいいの?

などのような悩みをかかえていませんか?

 そこで、この記事では、中学生・高校生向けの読書感想文の書き方を解説していきます!特に読書感想文の文章の構成について詳しく説明していきますね。

 構成が先にできていると、意外と簡単に書けますよ。この記事を読んで読書感想文を完成させて、残りの休みをおもいっきり楽しみましょう!

 それでは、よろしくお願いします。

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読書感想文の簡単な書き方は構成を先に決める!

 読書感想文の構成を先に決めてしまうメリットは、書く順序が決まることです。読書感想文の構成要素の「書き出し・序論」「本論」「まとめ・結論」に書くことは、ほぼ決まっています。

 ですから、先に読書感想文の構成を考えて見通しをつけておくと、書く順序に迷うことなく簡単に書き進めることができるのです。

 「書き出し・序論」「本論」「まとめ・結論」に書く内容については、この記事の中盤あたりで詳しく解説していきますので、少々お待ちください。

 

文章構成の前に:読書感想文って何を書けばいいの?書き方は?

 文章の構成のお話の前に、下地固めとして書く内容や書き方について簡単に触れておきます。読書感想文として書きやすいことは次のとおりです。

  • 事件や出来事についてどう思ったのかとその理由
  • 事件や出来事について自分だったらどうするかとその理由
  • 登場人物が好きな理由や嫌いな理由
  • もし自分がその登場人物だったらどうするかとその理由

 基本的には読書感想文は、その本を読んで自分がどう思ったか、どのように感じたかを書きます。

 ですから、自分だったらどうするかを考えて書いたり、好きな登場人物と好きな理由や、「いやだな…」と思った登場人物とその理由を書くといいでしょう。

 特に理由を書くと、読書感想文の量も増やしやすく、内容もいい読書感想文になりやすいです。

 では、これらの内容をいったいどんな順番で書くのかを、つまり構成や書き方について次から詳しくご説明していきます。

 

読書感想文の構成の基本と各構成の文字数

読書感想文の基本構成

 読書感想文の文章構成の基本は次の通りです。

  1. 書き出し(初め・序論)
  2. 本文(中・本論)
  3. まとめ(終わり・結論)

 小学生のときに作文の書き方の文章構成として、「初め」「中」「終わり」というのを習いましたよね。中学生や高校生の言い方で言うと「序論」「本論」「結論」という感じです。「初め」「中」「終わり」も「序論」「本論」「結論」も言い方は違いますが、中身は同じです。

 読書感想文も小論文などと同じように、基本的には「序論」「本論」「結論」に段落を分けた書き方をするといいですよ。

 また、本文は長くなるので、段落を2つや3つ程度に分けると書きやすくなります。同じ内容で書き続けるのは大変ですからね。

 

書き出し(序論)、本文(本論)、まとめ(結論)の文字数の目安

 では次に各文章構成の目安となる文字数・文章量についてお話しします。宿題に出された読書感想文の原稿用紙ノルマが5枚として考えてみますね。

読書感想文の構成と各構成の文章量

 書き出し(初め・序論)は原稿用紙半分~1枚ぐらいがいいでしょう。あくまでも書き出しは全体の導入部分です。音楽の前奏があまり長くないのと同じように書き出し(初め・序論)は短めにしておきましょう。

 本文(中・本論)は原稿用紙3枚~4枚ぐらいになるようにしてください。本文(中・本論)は読書感想文の本体ですから、ここが一番長くなるように詳しく書いていくとよいです。また先ほども少々書きましたが、本文(中・本論)は話題のまとまりごとに段落を2~3程度に分けて書くとちょうどいいでしょう。

 まとめ(終わり・結論)は原稿用紙半分~1枚ぐらいです。まとめは書き出しよりも短くても問題ありません。原稿用紙半分ぐらいでちょうどいいかもしれません。自分が得た考えを短くきっぱりと言い切りましょう。

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読書感想文の構成と書き方

書き出し(初め・序論)の書き方

 では、出だし(初め・序論)にはどんなことを書いたらいいのかまとめてみます。

  • その本を選んだ理由を書く。
  • 読む前の気持ちを書く。
  • いつ、どこで本を選んだかを書く。
  • 読書感想文を書く前の自分の気持ちを書く。
  • 印象に残ったせりふや人物、出来事を使って書く。

  読書感想文の書き出しでは、その本を選んだシュチュエーションと選んだ理由を書くのが一番書きやすいと思います。自分で本を選んだときの体験をそのまま書けばいいのです。

 ちょっと難易度が高いのは印象に残ったせりふや出来事を書き出しに使う書き方です。

 ちなみに、書き出しの書き方について解説した記事があります。上記の内容で書いたときの書き出しの例文なども載っています。書き出しについて詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

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本文(中・本論)の書き方

 次に、本文(中・本論)にどんなことを書いたらいいのかまとめますね。

  • 物語のあらすじや主な出来事を出来る限り短くまとめる。
  • 事件や出来事についてどう思ったのかとその理由
  • 事件や出来事について自分だったらどうするかとその理由
  • 登場人物が好きな理由や嫌いな理由
  • もし自分がその登場人物だったらどうするかとその理由
  • 本論第1段落で書いた自分だったらどうするかに対する想定反論とそれに対する答えを本論第2段落に書く。

  まずは、最初にあらすじや主な出来事を出来るだけ短くまとめて書いてください。読書感想文を読む人(先生)はあなたが読んだ本を知っているとは限りません。なのでどこから何を読み取ったのか分かるように、その部分を短く要約しましょう。

 さて、次ですが「あれ?この箇条書き、どこかで見たことあるような…。」と思った方は記憶力の良い方ですね。記事の一番最初に書いた、読書感想文に書くとよいこととほぼ同じです。本論は読書感想文のメインディッシュですからね。

 また、読書感想文は本を読んだ自分の感想を書くので、先ほども書きましたが、「自分だったらどうするか」を書くようにすると考えやすいです。

 さらに、レベルアップを目指したい人は本論第2段落で反論の想定とそれに対する答えを書くのも一つの手です。

 例えば「しかし、~なんて出来るわけないという人がきっといるかと思います。でも私は次のようにすれば必ず出来ると思うのです。例えば…」とか「こんなことをする登場人物は嫌いだと思うかもしれません。でも私はこの登場人物のこの行動の裏に隠された~な気持ちに魅力を感じるのです。」などのような書き方をします。

 この反論の想定とそれに対する答えを書くことができれば、その読書感想文の説得力はかなり高まります。論を破綻させることなく展開できれば、かなりの高評価が狙えるでしょう。

 

まとめ(終わり・結論)の書き方

 最後に、 まとめ(終わり・結論)にどんなことを書いたらいいのか説明します。

  • 本論の感想から考えた、これからしてみたいことを書く。
  • 登場人物の感想から考えて、自分がこれからどんな人物になりたいかを書く。
  • 本論の感想から得られた教訓を書く。

 最後のまとめでは、自分が考えた感想を今後自分の生活にどう生かしていきたいかを書くといいでしょう。

 出来事について「自分だったらこうしたい」と書いたのであれば、同じようなことが本当に起こったときやちょっとしたトラブルがあったときに「自分はこうしていきたい」というように書くといいと思います。

 「物語ではこんな出来事がありましたが、同じようなことがあったとき、私は~な行動ができるようになりたいです。そのためにこれから~していくようにしたいと思います。」というような感じです。

 登場人物について本論を書いたのであれば、それを参考にして「自分がこれからこんな人物になりたい」ということを書きます。「主人公の正義感に感動しました。私もこんな正義感あふれる人間になりたいと思います。そのために~なことをしていきたい。」というような感じです。

 また、具体的に詳しく書けないときには人生の教訓的に大きくまとめてもいいでしょう。「人生必ず壁が立ちはだかるときがあるのを思い知りました。」みたいな感じです。

 まとめ(終わり・結論)は本論を短くまとめて再確認し、自分の考えを再度主張するところなので、内容は本論と少々かぶると思いますがそれでOKです。

 まとめ(終わり・結論)の書き方についても詳しく解説した記事があります。もちろん例文付きです。まとめ(終わり・結論)についてもっと知りたい方はこちらをどうぞ。

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読書感想文の構成と書き方のまとめ

読書感想文の各構成の内容

  • 序論、本論、結論に分けて書く
  • 出だし(序論)にはその本を選んだ理由を書く
  • 高評価をねらうときは、出だしに印象に残ったせりふや出来事を書く。
  • 本論には登場人物についてどう思うかとその理由を書く
  • 本論には事件や出来事についてどう感じたかとその理由を書く
  • 本論には自分だったらどうするかとその理由を書く
  • 本論に想定反論とそれに対する答えを書くと高評価がねらえる。
  • 結論には本論から考えて、これから自分がどうしたいかを書く

 さて、今回は読書感想文の書き方のうち、文章構成に焦点をあてて、序論、本論、結論に何を書けばいいのかご説明してきましたがいかがでしたか?

 読書感想文を書くためには「自分だったらどうするか」ということを考えて書くのが一番のポイントです。自分だったらとして考えると、不思議といろいろと思い付きやすいんですよね。

 それでは、読書感想文の宿題頑張ってください!早めに終わらせて、お休みを思う存分楽しみましょう!

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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