日商簿記検定の合格率【1級,2級,3級別解説】推移と傾向分析

日商簿記検定の合格率

 こんにちは。会計的お仕事女子のあんがお送りする簿記の仕訳解説シリーズ記事です。日商簿記検定の合格率について解説していきます。日商簿記検定の受験を考えている方は…

  • 日商簿記検定の合格率はどのくらい?
  • 日商簿記検定の1級や2級、3級別の合格率が知りたい!
  • 日商簿記検定の合格率の平均や推移と傾向はどうなっているの?
  • 今までの合格率から今後の検定試験の難易度や合格率を予想できないかな?

 などとお悩みなのではないでしょうか。そこで、会計的お仕事女子の私が、これらの疑問やご要望にお答えしていきますね。日商簿記検定の合格率とその傾向を知って検定試験対策に役立て、合格への階段を確実に一歩ずつ登っていきましょう! 

 それでは、どうぞよろしくお願いします。

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日商簿記検定3級の合格率

簿記3級の平均合格率

  • 43.3%

  100人受けたら43名は合格する感じになっています。逆に言えば100名受けたら57名は不合格ということになります。こうして考えると高い合格率のような気がしますが、油断は禁物です。

 また、日商簿記3級検定は毎回同じような合格率ではありません。合格率の低い回と合格率の高い回があるというのが実情です。

 では、次からは簿記3級検定の合格率一覧とその推移のグラフを見て、簿記3級検定の難易度の傾向について分析していきましょう。

 

簿記3級合格率一覧

年月 実受験者数 合格者数 合格率
130 2012年2月 80,887名 39,693名 49.1% 
131 2012年6月 83,409名 34,294名 41.1%
132 2012年11月 95,847名 30,622名 31.9%
133 2013年2月 84,846名 33,513名 39.5%
134 2013年6月 85,585名 29,025名 33.9%
135 2013年11月 93,781名 45,045名 48.0%
136 2014年2月 75,049名 30,690名 40.9%
137 2014年6月 78,726名 37,824名 48.0%
138 2014年11月 86,659名 33,363名 38.5%
139 2015年2月 79,460名 42,990名 54.1%
140 2015年6月 79,467名 41,910名 52.7%
141 2015年11月 94,411名 22,094名 26.1%
142 2016年2月 83,915名 23,701名 26.6%
143 2016年6月 89,012名 28,705名 34.2%
144 2016年11月 84,708名 42,558名 45.1%
145 2017年2月 80,832名 38,289名 47.4%
146 2017年6月 80,227名 40,880名 50.9%
147 2017年11月 88,970名 35,868名 40.3%
148 2018年2月 78,243名 38,246名 48.9%
149 2018年6月 79,421名 35,189名 44.3%
150 2018年11月 88,774名 38,884名 43.8%
151 2019年2月 80,360名 44,302名 55.1%
152 2019年6月 72,435名 40,624名 56.1%
153 2019年11月 80,130名 34,519名 43.1%
154 2020年2月 76,896名 37,744名 49.1%

参照~簿記 受験者データ | 商工会議所の検定試験

 このように、日商簿記3級検定の合格率は第130回以降では、最高が第152回検定の56.1%、最低が第141回検定の26.1%となっています。実施回によって大きく難易度に差があるということが分かるのではないでしょうか。

 ですから、難易度の高い合格率の低い回に備えて準備をしておく必要があります。また、合格率の低い回で残念な結果となってしまった場合でも、合格率の高い回で再度合格をねらえるということにもなります。

 合格率の低い回で残念な結果となってしまった場合でも、ぜひ再チャレンジをしてほしいと思います。

 

合格率の推移から見る簿記3級検定の分析と解説

<簿記3級の合格率の推移>

簿記3級の合格率のグラフ

 では次に日商簿記3級検定の第130回~第154回までの合格率の推移から、日商簿記3級検定の難易度の傾向と、今後の対策について分析してみます。

 合格率のグラフの変化を見てみますと、合格率の高い回が続くと、次の回はほぼ間違いなく合格率が低くなっています。第139回検定の54.1%、第140回検定の52.7%と高い合格率が続いたのち、第141回検定は26.1%、第142回検定は26.6%とかなり低い合格率の回が続きました。

 同じような合格率の変化の傾向は第145回検定の47.4%、第146回検定の50.9%から第147回検定での40.3%への下落。第151回の検定55.1%、第152回検定の56.1%から第153回検定での43.1%の下落などにも見ることができます。

 合格率が50%を越えた回の次の回は合格率の下落、つまり試験の難易度上昇に要注意ということです。

 

日商簿記検定2級の合格率

簿記2級の平均合格率

  • 25.6%

 やはり簿記3級検定試験と比べると簿記2級の合格率はかなり低いですね。簿記3級の半分程度の合格率になっています。100人受けたら25人程度しか受からないという合格率になっています。

 この合格率と難易度を考えると簿記2級はしっかりとした準備が必要になるでしょう。簿記3級から基礎固めを確実に行って、簿記2級へステップアップするという受験計画がおすすめです。

 また、日商簿記3級検定と同じように、日商簿記2級検定の合格率も毎回一定ではありません。合格率の低い回や高い回があります。しかも簿記3級と比べて簿記2級の方が合格率の変動幅が大きい傾向にあります。

 合格率の低い回でも合格できるように、万全の準備を整えて検定試験に臨みたいところです。

 

簿記2級合格率一覧

年月 実受験者数 合格者数 合格率
130 2012年2月 53,404名 16,808名 31.5%
131 2012年6月 48,341名 14,834名 30.7%
132 2012年11月 61,796名 14,149名 22.9%
133 2013年2月 57,898名 27,538名 47.6%
134 2013年6月 42,703名 5,920名 13.9%
135 2013年11月 60,377名 13,601名 22.5%
136 2014年2月 55,960名 23,254名 41.6%
137 2014年6月 40,330名 13,958名 34.6%
138 2014年11月 54,188名 14,318名 26.4%
139 2015年2月 55,225名 12,054名 21.8%
140 2015年6月 47,480名 16,395名 34.5%
141 2015年11月 59,801名 7,042名 11.8%
142 2016年2月 70,402名 10,421名 14.8%
143 2016年6月 44,364名 11,424名 25.8%
144 2016年11月 56,530名 7,588名 13.4%
145 2017年2月 60,238名 15,075名 25.0%
146 2017年6月 43,767名 20,790名 47.5%
147 2017年11月 47,917名 10,171名 21.2%
148 2018年2月 48,533名 14,384名 29.6%
149 2018年6月 38,352名 5,964名 15.6%
150 2018年11月 49,516名 7,276名 14.7%
151 2019年2月 49,776名 6,297名 12.7%
152 2019年6月 41,995名 10,666名 25.4%
153 2019年11月 48,744名 13,195名 27.1%
154 2020年2月 46,939名 13,409名 28.6%

参照~簿記 受験者データ | 商工会議所の検定試験

 ご覧のように、日商簿記2級の合格率は、第130回以降では、最高が第133回検定の47.6%、最低が第141回の11.8%となっています。その差はなんと35.8%です。

 2018年度には出題区分の改定もあり、簿記2級検定の合格率は約15%前後に低下しました。新傾向で連結決算などが出題されるようになったためだと考えられます。「日商簿記2級検定はこの2018年度以降から難しくなった」と言われています。

 第152~154回検定の合格率は安定して25%を超えているので一安心のような気もしますが、日商簿記2級検定試験も合格率が高い回の次の回は合格率が下がる傾向にあるので要注意です。

 

合格率の推移から見る簿記2級検定の分析と解説

<簿記2級の合格率の推移>

 簿記2級の合格率のグラフ

 では次に日商簿記2級検定の第130回~第154回までの合格率の推移から、日商簿記2級検定の難易度の傾向と、今後の対策について分析してみます。

 合格率のグラフの変化の様子から分かるように日商簿記2級検定も3級検定と同じように、合格率の高い回が続くと、次の回は合格率が低くなる傾向があります。第133回検定の47.6%から第134回検定は13.9%とかなり低い合格率になりました。

 同じような合格率の変化の傾向は第140回検定の34.5%から第141回検定での11.8%への下落。第146回の検定47.5%から第147回検定での21.2%の下落、第148回検定の29.6%から第149回検定の15.6%への下落などがあります。

 とくに簿記2級検定で要注意なのが合格率の変動幅の大きさです。合格率が上がってくると、いきなり20~30%以上も合格率が下がることがあります。また、全体的に見て合格率が30%を越えた回の次の回は合格率が落ちる可能性が高くなるので気を付けてください。

  最近の傾向を見ると第152回検定以降は合格率が上昇傾向にあります。近いうちに合格率10%代の難易度の高い回が来ると思われます。

 合格率が低くなる回に備えて、準備を万全にしたい方には簿記オンライン講座の受講をおすすめします。解説記事がありますのでご覧の下さい。

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日商簿記検定1級の合格率

簿記1級の平均合格率

  • 9.5%

 ものすごい低い合格率ですね。さすが簿記1級と言ったところです。会計学に関する問題も出題されるせいもあるかと思います。合格率だけを見ると同じ会計系の資格でも最上位とされる公認会計士や税理士などと同じような難易度です。(合格率だけでは単純に比較できませんが…)

 ただし、日商簿記1級検定は2級や3級と比べると合格率の変動幅は抑えられている傾向にあります。

 

簿記1級合格率一覧

 簿記1級の検定試験は年2回実施のため2級や3級と比べてデータが少なくなっています。ご了承ください。

年月 実受験者数 合格者数 合格率
143 2016年6月 7,792名 846名 10.9%
144 2016年11月 8,416名 783名 9.3%
146 2017年6月 7,103名 626名 8.8%
147 2017年11月 8,286名 487名 5.9%
149 2018年6月 7,501名 1,007名 13.4%
150 2018年11月 7,588名 680名 9.0%
152 2019年6月 6,788名 575名 8.5%
153 2019年11月 7,520名 735名 9.8%

参照~簿記 受験者データ | 商工会議所の検定試験

 日商簿記1級の合格率は、第143回以降では、最高が第149回検定の13.4%、最低が第147回検定の5.9%となっています。

 第147回検定の5.9%という鬼のように合格率が低い、まるでトラップのような回もありますが、日商簿記1級検定の合格率は、ほぼ10%前後で推移安定しています。  

 

合格率の推移から見る簿記1級検定の分析と解説

<簿記3級の合格率の推移>

簿記1級の合格率のグラフ 

 グラフを小さくしたわけではありませんよ。%のラインを簿記2級や3級と同じになるように合わせたら、棒グラフがこんなに低くなりました…。

 あらためて日商簿記1級検定の難しさを痛感するようなグラフですが、救いなのは2級や3級と比べると合格率の変動幅が小さいところでしょう。

 努力が確実に報われる可能性が高い合格率の設定と言ってもいいかもしれません。

 

日商簿記検定の合格率と推移分析のまとめ

  • 日商簿記3級検定の平均合格率は43.3%
  • 日商簿記2級検定の平均合格率は25.6%
  • 日商簿記1級検定の平均合格率は9.5%
  • 日商簿記3級検定と2級検定は合格率が高い回の後、合格率の低い回が来る可能性が高い。
  • 日商簿記2級検定は合格率の変動幅が大きい
  • 日商簿記1級検定の合格率は割合に安定している

 さて、今回は日商簿記検定の合格率とその傾向と分析についてご説明してきましたが、いかがでしたか。合格率を知ることで、自分が今後どれくらい勉強すればいいのかや、どの級までの取得を目指すのかが見えてきたのではないでしょうか。

 ところで、簿記資格を生かして会計や経理関係の正社員に就職するには簿記2級以上の取得が必須です。簿記2級の難易度を考えると、独学ではなく簿記3級から通信講座でしっかりと基礎固めをするのがおすすめです。また確実に簿記3級を取得したい方も通信講座を利用したほうがいいですよ。

 私も通信講座で簿記3級と2級を取得しました。メールで質問ができたりスマホやパソコン、DVDなどで講義の動画を見れます。講義の動画は繰り返し何度も見れるので、通学講座より通信講座の方がおすすめです。

 簿記通信講座の徹底比較記事もありますので、どうぞご覧ください。

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 簿記の試験勉強頑張ってくださいね!無事に簿記検定の試験を突破して経理職や会計職への就職やキャリアップを実現させてください。

 それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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