こんにちは。このブログにお越しいただきありがとうございます。読書感想文の宿題って難しいですよね。きっとあなたも…
- 読書感想文って難しいな…書き方が知りたい!
- 読書感想文の書き方のコツってないのかな?
- 読書感想文を書くときってどんな流れになるの?
- 読書感想文の宿題があるんだけど、時間が足りない…どうしよう…。
- 子どもに読書感想文の書き方を教えたいけど、どうしたらいいの?
などのような悩みをかかえていませんか?
そこで、この記事では、中学生・高校生向けの読書感想文の書き方の全体の流れと主なコツとポイントを解説していきます!時間が足りないあなたも、読書感想文の書き方の全体の流れが分かると、完成までの時間も短縮できますよ!
この記事を読んで読書感想文を完成させて、残りの休みをおもいっきり、心の底から楽しみましょう!
それでは、よろしくお願いします。
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- 読書感想文の書き方のコツ①本の選び方
- 読書感想文の書き方のコツ②本の読み方
- 読書感想文の書き方のコツ③題名の付け方
- 読書感想文の書き方のコツ④構成と書く順序
- 読書感想文の書き方のコツ⑤書き出し・書き始め
- 読書感想文の書き方のコツ⑥本論
- 読書感想文の書き方のコツ⑦まとめ・結論
- 読書感想文の書き方のまとめ~最後に大事なことを
- 読書感想文の関連人気記事
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読書感想文の書き方のコツ①本の選び方
まずは読書感想文の本の選び方のコツです。本は世の中にたくさんありますが、読書感想文が書きやすい本と、そうでない本があります。読書感想文が書きやすい本の選び方のコツは次の通りです。
- 教科書に載っている物語の同じ作者の他の作品が書きやすい。
- 長すぎたり短すぎたりする本は読書感想文が書きにくい。
- 登場人物が2名以上出てくる物語が書きやすい。
- 分かりやすい事件やびっくりするような出来事が起こる物語が書きやすい。
- 有名な王道文学本は読書感想文が書きやすい。
- 推理小説、詩集やエッセイよりも物語系の本がいい。
- 時間のない人はあとがき付きの本を選ぶ。
特に時間のない方はあとがき付きの本を選ぶといいですよ。あとがきは文学の専門家が書いた読書感想文のようなものですから、自分が読書感想文を書くときの参考に必ずなるはずです。あとがきのある本の場合は本文からではなくあとがきから読んで読み取りの視点をあらかじめ知っておくというのも1つの手です。
ここにあげている以外のコツなども詳しく載っている関連記事がありますので、どうぞご覧ください。
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読書感想文の書き方のコツ②本の読み方
読書感想文を書くときは、ただなんとなく本を読んでいても、いざ書こうとするときに中々感想が書けずに困ってしまいます。読書感想文を書くための本の読み方があるのです。読書感想文を書くときには、次のことに気を付けながら読みましょう。
- 印象に残るせりふを探しながら読む。
- 印象に残る出来事を探しながら読む。
- 登場人物の中から気になる人物をピックアップしながら読む。
- 印象に残ったところには付箋をはりまくる。
- 付箋を貼った部分について印象に残った理由を考えておく。
- 印象に残ったところについて自分だったらどうするかを考えておく。
- 今後の自分の生活にどう生かしていくかを考えておく。
とくかく読み始めから、読書感想文のネタになるところをひたすら探しながら読む感じです。「時間が無いのでパパッと読んでしまいたいな」と思うかもしれせんが、時間のない人ほどネタを探しながら読んだ方がいいです。
いざ読書感想文を書き始めて「ネタ切れになった…どうしよう」となってしまっては、もう一度本を読み直すところから始めなければならなくなり、帰って時間がかかります。
感想文にできるネタが多ければ多いほど、後で読書感想文を書くときの選択肢も増えますしネタ切れの心配もなくなるのでスラスラと書き進めることができ、最終的にはネタを探しながら読み進めた方が完成までは速くなります。
探したネタをどのように読書感想文に生かしていくかまで知りたい方は、関連記事がありますのでどうぞ。
読書感想文の書き方のコツ③題名の付け方
簡単なようで意外と難しいのが題名の付け方・書き方です。次のような手順で進めていくと題名を付けやすいでしょう。
- 本を読み終わったら仮の題名を先につける。
- 読書感想文を仮題名で書き始める。
- 書いている途中でよいひらめきがあったら題名を変える。
- 書いている途中でまた題名を変えたくなったらどんどん変える。
- ただし変える前の題名は全てメモなどで残しておく。
- 読書感想文を書き終えてからもう一度題名を考える。
- 思い付いたすべての候補の中から一番いいものを選ぶ。
一発でいい題名を付けようと思ってもなかなか難しいです。本を読み終わった後、読書感想文を書いている途中、書き終えた後でそれぞれ題名を考えて、よりよいものを選ぶようにしましょう。
ただし時間のあまりない方は、読書感想文を書き終えた後に付けるのがいいと思います。題名は読書感想文の内容が決まっていないと書けません。読書感想文が書き終わった後だと内容がもう確定しているので題名を考えやすいというわけです。
題名の付け方の詳しい解説や、題名の例を特集した記事もありますので、どうぞご覧ください。
読書感想文の書き方のコツ④構成と書く順序
次は読書感想文の文章構成と書く順序についてお話していきます。読書感想文は書き始める前に全体の構成を先ずは考えましょう。ちょっと遠回りに感じますが、構成を先に決めた方が書くことが決まって、迷わずに一気に書くことができます。時間のない人ほど構成をしっかりと考えてから書きましょう。
読書感想文の構成の基本は次の通りです。
- 書き出し(初め・序論)
- 本文(中・本論)
- まとめ(終わり・結論)
このように、序論、本論、結論の3つに分けて書きましょう。本論は長くなるので2つ~3つぐらいに分けるとよいです。
それぞれの構成の文章量を参考に載せてみました。各構成に書く内容を決めたら「書き出し」→「本論」→「まとめ」と構成の順序通りに書いていきます。書く内容が決まっているので、先頭から順番に書いていけるというわけです。
各構成に書く内容をどう決めるのかは後ほど詳しく解説していきますね。
序論、本論、結論にそれぞれどんなことを書いたらいいのか簡単にまとめた記事もありますので、どうぞご覧ください。
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読書感想文の書き方のコツ⑤書き出し・書き始め
読書感想文を書く前に、下の図のように自分が各構成でどんなことを書くのかまとめていきいましょう。自分で下のような図を作る時には「本を選んだ理由」ではなくて、「本屋で本を探していて題名が気になったから」など、詳しく書くと読書感想文がより書きやすくなります。
書き出し・書き始め(序論)に書くことは次の通りです。
- いつ、どこで本を選んだかを書く。
- その本を選んだ理由を書く。
- 印象に残ったせりふについて紹介する。
- 出来事、登場人物についての紹介を書く。
読書感想文の書き出し・書き始め(序論)には、その本を選んだ理由を書くのが一番簡単で書きやすいでしょう。高評価をねらうなら、印象に残ったせりふや出来事、登場人物についての紹介などを書きます。
書き出し・書き始め(序論)で書くことの詳しい解説や例文を載せた記事もありますので、どうぞご覧ください。
読書感想文の書き方のコツ⑥本論
本論は書き出しで書いたことについて、詳しく書いていく部分になります。書き出しで取り上げていないことをいきなり本論で書くと不自然な流れになりますので注意してください。
- 物語のあらすじや主な出来事を出来る限り短くまとめる。
- 印象に残ったせりふや事件や出来事についてどう思ったのかとその理由
- 印象に残ったせりふについて自分だったら何と言うかとその理由
- 事件や出来事について自分だったらどうするかとその理由
- 登場人物が好きな理由や嫌いな理由
- もし自分がその登場人物だったらどうするかとその理由
本論では印象に残ったせりふや出来事について自分だったらどうするかとその理由を書いていきます。また、もし自分がその登場人物だったらどうするかとその理由を書いていもいいでしょう。
自分だったらという視点で書くことで、読書感想文の内容が具体的になりますし、読み手に本当に真剣に感想を考えたということが伝わります。また、自分だったらとして考えると感想も思い付きやすいので、大変おすすめの書き方です。
更に高評価をねらう人は、本論の第1段落で自分だったらどうするかとその理由を書きます。そして、本論の第2段落で「そんなこと出来るわけないと思う人も居るかもしれません。なぜかというと…」のように第1段落の論を一度覆します。反論を想定するということです。そしてその想定した反論に対して別の理由で説得していくように第2段落をまとめましょう。
反論の想定とそれに対する答えを書くと読書感想文の説得力が数倍上がります。高評価をねらう方はこの方法も試してみてください。
読書感想文の書き方のコツ⑦まとめ・結論
- まとめ(結論)は読み取った感想から自分がこれからどうしていきたいかを書く。
- まとめ(結論)は本論で得た感想を再確認し、短く再主張する部分。
まとめは本論で書いた自分の考えを短くまとめる部分になります。本論で「~のような人物になりたい。なぜかというと…」と書いていたとすれば、「~のようになれるように普段から〇〇をしていきたい」というような書き方をします。
読書をして得られた教訓や考えを、実生活にどのように生かしていくか、これからの自分の行動にどう生かしていくかを書いてまとめとしましょう。最後にもう一度再主張するのがまとめの役割になりますから、文章量はそれほど多くなくても大丈夫です。
また、まとめは再主張の部分なので本論と少々内容が重複してしまってもOKですよ。
読書感想文のまとめの書き方について詳しくまとめると共に、例文も載せた記事もあります。まとめの書き方について更に知りたい方はどうぞご覧ください。
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読書感想文の書き方のまとめ~最後に大事なことを
- 読書感想文を書くときは本を読むときからネタを探しながら読む。
- 構成を考えてから書いた方が結果的には短時間でよいものが書ける。
- 読書感想文は印象に残ったせりふや人物、出来事について書く。
- 読書感想文は自分だったらどうするかを考えて書く。
- 読書感想文は分析ではないので内容の深読みにならないように。
読書好きな方が陥りやすい「読書感想文のわな」みたいなのが、読書感想文をその本の分析文にしてしまうことです。読書感想文ではその本の分析をしてはいけません。その本についての評論を書くのであれば分析でいいのですが、感想とは自分自身がどう思ったかということです。
ですから常に自分だったらどうするかという視点を持って読み進め、読書感想文を書くようにしてください。
さて、今回は読書感想文の書き方についての全体像を解説してきましたがいかがでしたでしょうか。各章の内容についての詳しい記事リンクで貼ってありますので、迷ったときはそちらも参考にしてくださいね。
読書感想文は宿題の中でもとっても強敵ですよね。苦手な方は一番困ってしまう宿題だと思います。この記事を参考にもうひとがんばりして読書感想文を終わらせ、残りの休みを思いっきり楽しんでくださいね!
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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