こんにちは。会計的お仕事女子のあんがお送りする簿記シリーズ記事です。簿記2級や3級って意外と勉強する事柄が多いですよね。予想以上に勉強時間がかかったり、スケジュール管理に悩んだりしませんか?そこで、今回は…
- 簿記2級や3級を受けるんだけど忙しくて勉強時間が足りない。勉強時間を確保する方法は?
- 簿記2級や3級を受けるんだけど、どんな勉強スケジュールを組んだらいいの?
- 簿記1級を取りたいけど、難しいのでもっと勉強時間が欲しい。
などとお悩みの方に向けて、これらを解決できるよう記事を書きました。私は簿記2級まで持っているので、その受験経験をもとに記事をまとめていきますね。
私も簿記2級まで仕事をしながら取得しましたので参考になるはず!実際に私が受験して合格したときの勉強スケジュールも公開しますね。
ぜひ簿記1級や2級、3級の資格を取って、会計事務職への扉をたたき、キャリアアップを果たしていただければと思います。
それでは、よろしくお願いいたします。
- 簿記の勉強スケジュールを組むために必要な合格時間を知ろう!
- 簿記資格合格までにかかる月数~ここからスケジュールを考える
- 簿記資格を効率的に取得する定番スケジュール
- 忙しいときにも簿記の勉強時間を確保する方法
- 私が簿記2級と3級に合格したときの1日のスケジュールと勉強時間~結構忙しい?
- 隙間時間を利用して効率的に勉強時間を確保する方法とは?
- 簿記関連人気記事!
簿記の勉強スケジュールを組むために必要な合格時間を知ろう!
簿記資格には日商簿記、全商簿記、全経簿記と3種類ありますが、就職や転職に有利な日商簿記のお話に限定して解説していきます。日商簿記が一番難易度が高いです。
たまに「簿記3級なんて商業高校の学生も取れる楽勝資格!」なんて言っている方もいますが、あちらは難易度が一番低い全商簿記のことを言っている場合がほとんどです。日商簿記は甘くないですよ。
まずは勉強時間をどう確保するかを考える前に、どのくらいの勉強時間が必要なのか、目標とする時間を見てみましょう。目標が決まらないと計画もできませんからね。
- 日商簿記1級…500~600時間
- 日商簿記2級…150~200時間
- 日商簿記3級…60~80時間
資格の通信講座大手、ヒューマンアカデミー のサイトからの引用です。意外と多いですよね。ネット上には「1週間で簿記3級に合格した!」なんて情報もありますが、あれは経理などの実務経験のある方や大学の経営学部や商学部などの学生で、簿記の基本を事前にある程度学んでいた可能性が高いです。
一般的には上記の時間はかかると考えた方が無難でしょう。
簿記資格合格までにかかる月数~ここからスケジュールを考える
では次にどのくらいの期間になるのか月数に直してみますね。忙しい社会人や主婦の方が簿記取得に挑戦すると考えて、勉強時間は1日1時間で設定して考えてみましょう。
- 日商簿記1級…約1年と8か月
- 日商簿記2級…約5ヵ月~6か月半
- 日商簿記3級…約2ヵ月~2ヵ月半
予想以上の長期戦になることが分かるのではないでしょうか。「こんなに時間ないよ!」と思われるかもしれません。
ですから、社会人や主婦の方が簿記取得を目指す場合、いかに学習を効率的に進めていくかがポイントになってきます。しかも就職や転職で活用したいなら簿記2級の取得が必須です。
簿記資格での就職についての記事がありますので、よかったらご覧ください。
簿記資格を効率的に取得する定番スケジュール
では、次に簿記資格を効率的に取得するスケジュールを実際に考えてみましょう。
4月から勉強を開始した場合のスケジュール
- 4月から勉強開始
- 6月試験で3級取得
- 11月試験で2級取得
- 翌年の11月試験で1級取得
簿記試験は6月、11月、2月(2月は2級と3級のみ)に行われます。最初の試験で3級を取り、次の試験で2級を取るというのが定番になっています。
約2か月勉強して3級を取得し、その後の5か月後の試験で2級取得という感じです。このペースなら1日1時間で無理なく2級まで取れますよ。
1級取得まで考えると、1級の勉強を1年間で済ませなければいけませんから、1級からは1日2時間くらいの勉強ペースが必要になりますね。やっぱり1級はちょっと大変です(;^_^A
9月から勉強を開始した場合のスケジュール
- 9月から勉強開始
- 11月試験で3級取得
- 翌年の6月試験で2級取得
- 更に次の年の6月試験で1級取得
こちらの場合は3級取得までは約2か月、その後約7か月で2級取得なので先ほどよりはペースに余裕がありますね。1級取得まではやはり1年間は必要です。
12月から勉強を開始した場合のスケジュール
- 12月から勉強開始
- 2月試験で3級取得
- 6月試験で2級取得(余裕が欲しかったら11月試験に)
- 更に次の年の6月試験で1級取得
12月から勉強を開始した場合は2級取得までは約4か月とちょっとハイペースになります。勉強時間に余裕が欲しい方は2級取得を11月試験にするとよいでしょう。そうすると2級取得まで約8か月と大分余裕が出てきます。
以上のように3級取得後、何月の試験で2級取得を目指すかによってかなり勉強スケジュールが変わってきます。
ご自分の忙しさと相談しながら2級取得の試験月を考えて、勉強のスケジュールを決定するのがよいでしょう。
忙しいときにも簿記の勉強時間を確保する方法
では次に、忙しくて時間がない方が勉強時間を確保する方法を考えてみましょう。先ほどご説明した期間で簿記2級を取得することを目指し、1日1時間の勉強時間の確保を目標に考えてみたいと思います。
- テレビやスマホで遊ぶ時間を削る
- 睡眠時間を削る
- 通勤・通学時間を利用する
- 仕事の間の待ち時間を利用する
あまりに忙しくて時間が無いようであれば、テレビを見る時間やスマホで遊ぶ時間は削りたいですね。でも全く生活に娯楽が無いというのも寂しくてやる気が出ないものです…。私の場合は無理かな…。
「テレビも見ないし、スマホもしない!でも、仕事が忙しくて時間が足りない!」という方はもう睡眠時間を削るしかないでしょうか…。でもこれは体調にも影響しますし、睡眠不足は勉強の効率も落ちますから、睡眠時間を削るのは絶対に避けましょう。
となると、通勤や通学、あるいは仕事の間の待ち時間などの隙間時間を利用したいですよね。
通勤や通学で片道30分電車に乗っているのであれば、通勤、通学時間だけで目標の1日1時間の勉強時間を確保できてしまいます。通勤や通学時間などの隙間時間はぜひ有効活用しましょう!
私が簿記2級と3級に合格したときの1日のスケジュールと勉強時間~結構忙しい?
- 起床 7:00
- 自宅を出る 8:00
- 電車に乗る 8:10
- 会社の最寄り駅到着 8:40
- 午前のお仕事開始 9:00
- 昼の休憩 12:00
- 午後のお仕事開始 13:00
- サービス残業 17:00~20:00
- 会社の最寄り駅から電車に乗る 20:20
- 自宅の最寄駅到着 20:50
- 帰宅 21:00
- 晩御飯やお風呂 21:15
- 簿記の勉強 22:30
- 就寝 23:00
ざっとですが、以上のような感じです。赤い字になっている部分が簿記の勉強をしていた時間です。通勤中はおもにインプットをしていました。
余裕があればお昼の休憩のときにもお勉強していたこともありますが、お昼ご飯は同僚とゆっくり食べたいですしね。あまりお昼の休憩時間は勉強に使っていませんでした。
インプットだけだと学習内容の定着や、試験の対策などが心配なのでサビ残を乗り越えてお家に帰ってから30分間だけアプトプットメインで勉強をしていました。アウトプットメイン、つまり練習問題を解くという感じです。
仕事や健康への影響と勉強効率を下げないことを考えて睡眠時間は8時間確保を目指していました。たまに夜更かししちゃったりはありましたけどね(;^_^A
まとめますと、私の簿記2級合格までの毎日の勉強時間は、通勤往復1時間と自宅での学習30分間の合計1日1時間30分でした。
隙間時間を利用して効率的に勉強時間を確保する方法とは?
「通勤中にいったいどうやって簿記の勉強をしていたの?」と不思議に思う方もいるかもしれませんね。私が利用していたのはスマホで学べるスタディングというオンライン通信講座です。最も効率的に勉強するには、隙間時間の有効活用が欠かせませんがスマホで学べるスタディングは、その隙間時間の有効活用にうってつけでした。なぜかというと…
- 電車の中で講義の動画をスマホで見ながら簿記の知識をインプットできる
- 練習問題などもスマホで出来るので簿記検定試験直前は通勤時間もアウトプットの勉強が可能。
- 参考書でなく小さいスマホを使うので、混雑している電車内でも勉強しやすい。
- 講義動画は再生速度も変えられるので、慣れてきたら1.5倍速などで再生して効率アップ!
- 得意先などとの約束の時間までの待ち時間も勉強に活用。
こんな感じでどこでも勉強できましたので、本当に助かりました。興味がわいてきたら是非公式HPだけでもご覧になってみてはいかがでしょう。今なら無料体験もできますよ!
簿記オンライン通通信講座「スタディング」の徹底解説記事もありますのでどうぞご覧ください。
さて今回は忙しくて簿記検定の勉強時間がなかなか取れない方に向けて、隙間時間を効率的に利用した勉強方法をご紹介してきましたが、いかがでしたか? この記事がみなさんの簿記資格取得の助けとなり、キャリアアップのお手伝いになれば嬉しく思います。先ずは簿記資格の試験突破を頑張ってくださいね!
それでは、今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。