元合唱部のあんがお送りする合唱曲シリーズ記事です。今回は小学校の高学年におすすめの合唱曲をご紹介したいと思います。今回は…
- 小学校の高学年(5,6年生)にぴったりの合唱曲はないかな?
- 小学校の高学年(5,6年生)でも歌いやすい合唱曲を探したい!
- 小学校高学年の合唱曲って難しいけど、歌う時のポイントやコツは?
というあなたのお役に立つように記事を書いていきます。
実は私は小学校、中学校と合唱部に所属しておりました。小学校高学年の時は部活というよりは朝の活動で歌っていました。中学校では本格的に合唱部で歌っていました。コンクールとかにも出させていただいたこともありますので、その時の体験をもとに記事を書いていきますね。
小学校高学年では2部合唱を素敵に決めたいですよね!2部合唱が上手に出来ると感動ものです!子どもたちの心も歌へ向かって一つになっていきます。
今回の記事を参考にして全校の前で素敵なハーモニーを披露していただければと思います。
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小学校・高学年におすすめ合唱曲~山崎朋子さんの歌
小学校・高学年時代に合唱でよく歌った曲のうち、山崎朋子さんという作曲家の曲がとても好きでした。山崎朋子さんは中学校の先生をしている方で、山崎さんの書く曲は、しっとりとした曲が多く、素直に自分の気持ちを乗せて歌うことができた記憶があります。
また、山崎朋子さんの曲のピアノの伴奏は、どの曲も基本的には4分音符打ちなので、難易度もそれほど高くありません。小学校の高学年の子どもたちにも弾ける難易度に調整されていて、さすが中学校の先生だなと思います。
それでは、さっそく山崎朋子さんの合唱曲をご紹介させていただきます。
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『あなたに会えて』
出だしが2部合唱のアカペラで始まります。アカペラ部分はちょっと難しいですが、中盤に同じパートが出てくるので、先にアカペラ部分を除いて練習し、伴奏がある部分を通して歌えるようになってから、アカペラ部分の音取りを調整するとよいでしょう。このアカペラ部分、音程が決まるとかなりかっこいいです。
山崎さんの曲はピアノ伴奏がいい意味であまり難しくありません。自分たちで伴奏できるので、学芸会や学習発表会などに向いているかと思います。3部合唱版もありますので、中学生の方は3部合唱で挑戦してほしいなと思います。
歌詞の内容は、自分が生まれてきたこと、友達や家族に出会えたことの感謝の気持ち、一生懸命に今を生きていくことをストレートに表現した内容になっています。ハモリの部分もあまり難しくないので、音程をしっかりとって、強弱に気を付けて歌うことができれば、きっと感動的に仕上がるでしょう。
個人的に山崎朋子さんの曲がすごく好きなので、この曲を気にっていただけるなら、是非、他の曲にも挑戦していただきたいなと思います。残念ながら音源がありませんが、一番お勧めしたい曲です。アカペラ部分は決まると痺れますよ。
『大切なもの』
小学校の卒業式の時の歌がこの曲だったことを覚えています。山崎朋子さんの曲の中で、一番有名な曲かと思います。
歌詞の内容は、「大切なもの」が何か分からなかった主人公が、何気ない日常を大切な人たちと過ごしていくことで、「大切なもの」は身近なところにあるところに気付いていく内容になっています。ストレートな歌詞に共感しやすく、感情を込めやすいと思います。
主旋律と副旋律の掛け合いも適度に入り、ハモリも基本的で歌いやすくなっていると思います。最後の部分に、曲の題名にもなっているキーワード「大切なものを」という言葉が出てきます。ここのハモリの音程をしっかりととって、感動的に締めくくれるようにしたいです。
『希望という名の花を』
この曲も卒業式にぴったりの曲ですが、自分が歌ったときは卒業式ではありませんでした。確か音楽会の時だったと思います。
Aメロに掛け合い部分が入ります。サビ前に主旋律と副旋律でしっかりハモる部分があります。Aメロの掛け合いで助走をつけて、サビ前のハモりで盛り上げていき、サビで一気に気持ちを開放しましょう。サビの部分は高音部は伸びやかに、低音部が支えとなるようなイメージで歌うといいと思います。
エンディングの部分でハミングになってハモる部分があります。そこが見せ場になるでしょう。
歌詞の内容は、夢を追いかけていくことに対する恐怖に素直に向き合って行くものになっています。夢を追いかけるのって勇気がいりますよね。そんな気持ちに対して、そっと背中を押してくれる内容をストレートに表現しています。多感な時期にぴったりの歌詞なのではないでしょうか。
『絆』
高音を響かせた繊細なピアノの前奏で始まります。このピアノ前奏をまずは感動的に聴かせたいですね。決してタッチが強くなり過ぎないように気を付けて欲しいと思います。
Bメロ部分のハモリが非常にポイントだと思います。ここをしっかりとハモれると非常に感動的にサビにつなげることができます。低音部と高音部の音が離れているので、低音部が高音部を支えるつもりで、前に出過ぎないように、でもしっかりとした音程でハモれるとベストかと思います。
歌詞の内容は、新しい仲間と出会った春という季節を思い出すところから歌の舞台は始まります。この春に出会った仲間との絆をいつまでも大切にしたいというような内容になっていて、卒業式の卒業生合唱などにもぴったりです。仲間を思う気持ちがストレートに表現されていて、素直に気持ちを込めて歌える曲だと思います。
『明日の空へ』
こちらも卒業式にぴったりの歌です。仲間と一緒に過ごした日々をいつまでも忘れずに、大空へ飛び立っていくという歌詞の内容になっています。「飛び立っていくけれども一人じゃないんだ」という気持ちを盛り上げてくれる歌詞になっています。ストーレートな表現なので、素直に気持ちを乗せられるでしょう。
ピアノの高音を響かせた前奏から、音量を押さえて優しく入りたいAメロになっています。Bメロは斉唱部分とハモリの部分を上手に使い分けるような感じになっています。聴かせたい歌詞「ひとりぼっちじゃない」がハモる部分になっていますので、そこの音取りをしっかり練習してください。クレッシェンドを効かせて感動的にサビへつなげましょう。
最後にAメロがもう一度出てきます。ここでは最初と違い、高音がハモりを担当し、低音が主旋律を担当するところがあります。この部分でいつも私、鳥肌立っちゃいますので、高音を裏声できれいに発声し、でも音量は控えめにきれいにまとめたい部分です。
エンディングはハミングになっています。ここの音の残響感も大切にしたいです。
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「夢のかなう場所へ」
こちらも卒業式におすすめの歌です。春の出会いの場面から曲は始まり、夏、秋と季節を巡りながら曲は進みます。「君と初めて会った」「二人肩を並べて」などの歌詞から、恋愛も想像するかもしれません。
それほど難易度は高い曲ではないと思いますので、急いで仕上げたい時にはちょうどいい曲でしょう。ハモリの部分ですが、高音パートと低音パートが同じ音を歌ってから割れるので、音取りもしやすいと思います。
音取りはしやすいですが、Aメロ途中から高音パートと低音パートに分かれ、斉唱の部分はほとんどありません。パート練習はしっかりとした方がよいでしょう。合唱に油断は禁物です!
ラストのサビで高音パートを更に2つに分ける分が1小節だけあります。上の音でハモるので、大変気持ちいい感じに響きます。ここで、更に感動を呼べるので、ぜひ挑戦してほしい部分です。
「旅立つ君へ」
Aメロ最初の「桜舞う~」のうをまろやかな感じで発声しましょう。残念ながらサンプル音源は、はっきり「う」を言いすぎています。「う」に「お」を少し混ぜるような感覚です。この「う」の発音の仕方が曲を通しての大きなポイントになっています。
Bメロでは低音パートが主旋律を取り、高音パートは「Uh~」と高い音でハモります。メゾフォルテですが、繊細に扱ってほしい部分です。先ほどの、丸い感じの「お」を少し混ぜたような「う」で発声できるように練習しましょう。ふつうに「う~」と歌ってしまうと、イメージが崩れます。
サビのハモリは高音パートと低音パートが違う音で割れますので、少々難しいかもしれません。サビのパート練習を頑張ってください。
私がこの曲の歌詞で一番好きな部分は「さよならが 旅立ちの始まりならば 笑顔で 手を振って僕は歩き出すよ」のBメロの歌詞です。別れとこれからの未来を感じる卒業にぴったりの曲だと思います。
なんだか記事を書いていたら、歌いたくなってきてしまいましたが、いかがでしたでしょうか。こうしてまとめてみると、山崎朋子さんの合唱曲は、小学校では高学年の合唱や卒業式の合唱にぴったりのものが多いと改めて感じます。
私が小学生や中学生の頃には、山崎朋子さんの楽譜やCDはほとんど出回っていませんでしたが、今では簡単にAmazonで手に入れることができます。今回ご紹介した合唱曲は全てこちらの楽譜とCDに入っていますのでよかったら下のリンクからどうぞ。
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素敵な山崎朋子さんの合唱曲を心行くまで味わってくださいね。それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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