Mr.Childrenをご存じない方は、恐らくいないのではないでしょうか。間違いなく日本を代表するアーティストでしょう。今回は、そんなビックアーティストのMr.Childrenの曲の中から、初期の名曲をご紹介したいと思います。
メジャーデビューは1992年とMr.Childrenの活動歴はもう25年にもなります。ですから「これ初期に入るの?」という方もいらっしゃるかとは思いますが、そこはざっくり括らさせていただきたいと思いますので、ご了承ください。
最近ファンになった方の「初期の曲も聴いてみたい!」という思いの参考していただけたり、長年のファンの方に「初期のミスチルか…懐かしいな~」と感じていただけたりすれば幸いです。では、早速ご紹介していきます。どうぞ、よろしくお願いします。
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Mr.Children(ミスチル)初期の名曲
「終わりなき旅」 アルバム『DISCOVERY』収録
1998年のシングル曲です。この曲を最初に聴いたときの私の印象が「このギター伴奏ありですか?」という衝撃的な感じでした。8分音符でひたすら繰り返されるこの伴奏ですが、ピアノなどの伴奏で普通よく見かけるものです。「ギターではあまり聴かないな」と思うと共に、延々と繰り返される感じがまさしく「終わりなき旅」を表現しているのかなと思いました。
まだ初期の頃なので、歌詞の内容は非常にストレートです。2番のサビの「高ければ高い壁の方が 登った時気持ちいいもんな まだ限界だなんて認めちゃいないさ」の部分がすごく好きでした。
まだ若かった頃でしたから「こんなことで負けていられない!」と勇気をもらった記憶があります。そんな気持ちを一番最後のフレーズ「もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅」の言葉が背中を押してくれました。くじけそうになったときに前に進む力をくれる曲だと思います。
- アーティスト: Mr.Children,桜井和寿,小林武史
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 1999/02/03
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「車の中でかくれてキスをしよう」 アルバム『Kind of Love』収録
1992年発売のアルバム『Kind of Love』収録曲です。この曲の真似をして車の中でキスしちゃった人きっとたくさんいると思います。初期のミスチルの代表的なバラードです。アコースティックギターが繊細に伴奏を奏でていて、合間に入るピアノと織りなって切なさを盛り上げていると思います。
初期の頃の桜井さんの歌詞にはどこか自分に自信がないようなところがあって、逆に共感を呼んでいたのではないでしょうか。一番最初のAメロ部分の歌詞「もう二人は 子供じゃない だけど いたずらに ただ 傷ついていくだけ」の部分や「抱きしめても すり抜けていく君の その心を 閉じ込めていたい」という部分に桜井さんの繊細さや若さを感じます。
恋をすると臆病になりますよね。初期のミスチルはそういう恋愛の繊細さを見事に描き出していたように思います。
残念ながらこちらはサンプル音源がありませんでした。申し訳ございません。著作権の関係でyoutubeの埋め込みができません。ご了承ください。
- アーティスト: Mr.Children,桜井和寿,小林武史
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
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「【es】 〜Theme of es〜」 アルバム『BOLERO』収録
1995年のシングル曲です。アコースティックギターのストロークで始まるミドルテンポの曲です。少しずつ楽器が増えていって曲を盛り上げていきます。
私が桜井さんの歌詞で好きなところは、自分の弱さや不甲斐なさを時代のせいにしないところです。それがよく表れているのが1番のサビの歌詞「何が起こっても変じゃない そんな時代さ覚悟はできてる」の部分なのではないかなと思っています。
曲で一番盛り上がるのはCメロの部分です。曲調が一気に変わり「栄冠も成功も地位も名誉も たいしてさ 意味ないじゃん」と強気に歌っています。Mr.Childrenの楽曲は最近の曲に近づくにつれて人間としての芯の強さを感じるものが多くなってくるように思いますが、その片鱗を感じさせる初期の名曲なのではないでしょうか。
最後はその強さ通り「よろこびに触れたくて明日へ 僕を走らせてくれ 僕の中にある”es”」と歌って曲は結ばれます。「es」とは心理学用語で、人間の生きる源となる欲求の根源というような意味があります。
- アーティスト: Mr.Children,桜井和寿,小林武史
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「innocent world」 アルバム『Atomic Heart』収録
1994年のシングル曲です。Mr.Childrenのブレイクのきっかけになった代表的な初期のヒット曲です。この曲も別れた恋人を思い出して歌われている曲ですが、悲壮感はありません。「僕は僕のままで ゆずれぬ夢を抱えて どこまでも歩き続けて行くよ」と自分の道を突き進む決意を感じる曲となっています。
新天地に戸惑いを覚えながらも頑張っていたころを思い出すような歌詞の内容になっています。個人的に好きな歌詞の部分は「変わり続ける 街の片隅で 夢の破片が 生まれてくる」の部分です。また「僕は僕のままで」という言葉が繰り返し出てきます。自分の在り方に迷っていた時に「このままでいいんだな」と勇気をもらったことを覚えています。
現在の自分に迷っている方に強力にお勧めしたい曲です。
「Over」 アルバム『Atomic Heart』収録
1994年発売のアルバム『Atomic Heart』収録曲です。曲調はミドルテンポで明るいですが、歌詞の内容は別れを歌ったものになっています。曲調と歌詞の内容にギャップをもたせるのはMr.Childrenの十八番ですね。シンセサイザーのベル音とアコースティックギターのストロークで聴かせるのは初期のミスチルの代表的な編曲だと思います。
2番のAメロの歌詞「風邪が伝染るといけないから キスはしないでおこうって言ってた 考えてみると あの頃から君の態度は違ってた」の部分を聴いて、恋人が風邪ひいているのに無理やりキスを迫った人がきっとたくさんいるんだろうなって思っています。私もその一人ですけどね…。
最後サビの「いつか街で偶然出会っても 今以上に綺麗になってないで」の部分に桜井さんの若さを感じてしまうのは私だけじゃないと思います。
今聴いてもすごく切ない気分になってしまう名曲ですね。こちらも残念ながらサンプル音源をご用意できませんでした。申し訳ございません。
- アーティスト: Mr.Children,桜井和寿,小林武史
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「CROSS ROAD」 アルバム『Atomic Heart』収録
1993年のシングル曲です。24年も前の曲になるのですね。全く色褪せていないことに驚きを覚えます。
この曲も明るい曲調で失った恋人への気持ちを歌う、曲調と歌詞の内容にギャップをもたせるというMr.Childrenの得意技が発揮された曲だと思います。
歌詞で個人的に好きな部分が1番のBメロ部分の「真冬のひまわりのように 鮮やかに揺れてる 過ぎ去った季節に 置き忘れた時間を もう一度つかまえたい」の部分です。「もう一度つかまえたい」と歌っていますが、「真冬のひまわり」なのですから存在するわけないですよね。二度と戻らない恋人を「真冬のひまわり」と例えたところに桜井さんの言葉のセンスの鋭さを感じます。
ちなみに2番のBメロの「傷つけずには 愛せない」のところで、私の友人がすごく共感して、身悶えてながら「うんうん」と唸っていました。こんな愛の形を歌うところにも、桜井さんの若さが感じられていいなと思います。
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さて、今日はMr.Childrenの懐かしい初期の名曲を集めてご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。初期の曲を聴いたことがないという方は、是非この頃の曲も聴いてみてほしいと思います。
初期からのファンの方は曲に付随した思い出などもよみがえってきたのではないでしょうか。こうして聴いてみると、25年程経った今でも全く色褪せない曲たちにMr.Childrenの偉大さを改めて感じました。この記事をきっかけに初期の懐かしいアルバムも引っ張り出していただければ嬉しく思います。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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