今日は矢井田瞳さんのおすすめアルバムをご紹介したいと思います。矢井田瞳さんといえば、「ヤイコ」という愛称で親しまれるとともに、独特の歌声と恋愛を中心にした曲で有名ですね。彼女の曲を聴いていると、自然と「恋愛したいな~」と今でも思ってしまいます。そんな矢井田瞳さんのアルバムから今日はおすすめの1枚をご紹介します。
矢井田瞳さんについて
アルバムをご紹介する前に、矢井田瞳さんについて、簡単にまとめてみます。矢井田瞳さんと言えば、ギター片手に歌う姿が印象的です。ギターを始めたのは19歳で、ミュージシャンとしては早い方ではありません。しかし、その後数年でデビューが決まりました。
メジャーデビュー後、間もなく「my sweet darlin'」がヒットしたのは、多くの方の記憶にあるかと思います。サビの部分の「ダーリンダーリン」が「じゃりんじゃりん」に聴こえて、はしゃいで真似していたのを今でも覚えています。
- アーティスト: 矢井田瞳,Yaiko,Diamond Head
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2000/10/25
- メディア: CD
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矢井田瞳さんの曲の魅力
次に、簡単に矢井田瞳さんの曲の魅力についてまとめてみたいと思います。
- ときに繊細、ときにパワフルなギターサウンド
- 聴くと癖になる地声と、突き抜けるファルセットの歌声
- 相手の全てを受け入れる大きな愛が描き出す歌詞の世界観
- ギターボーカルで歌う姿のカッコよさ
特にファルセット(裏声)の素晴らしさは、日本でも指折りのボーカリストだと思います。突然上がっていく高音を透き通るけど力のあるファルセットで表現できる方は中々いないでしょう。
また、個人的に彼女の歌詞の作り出す世界観がとても大好きです。矢井田瞳さんの歌詞を聴いていると、大きな愛に包まれているような感覚をもちます。私も聴いていて、「ここまで相手を受け入れられるようになれればいいのに」と何度思ったことか。
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矢井田瞳の1番のおすすめアルバムは『colorhythm』
このバルバムは2008年にリリースされました。活動休止に入る前の最後のオリジナルアルバムです。楽曲のちょうどいい成熟感が感じられるとともに、矢井田瞳さんの結婚後に作られたアルバムということもあって、幸せ感いっぱいなところが個人的におすすめの理由です。
このアルバムを聴いたとき、私はちょうど恋愛をしていませんでした。でも気になる人がいたんですね。お恥ずかしい話ですが、このアルバムを聴いて「思い切ってその人に告白しよう!」と決意を固め、そして実行してしまいました…(;^_^A
恋愛感情を盛り上げてくれるアルバムでもありますので、恋愛の応援歌にもぴったりだと思いますよ。では、アルバムの中から特におすすめの曲をピックアップして紹介していきたいと思います。
「YES」 作詞・作曲:矢井田瞳
アルバムの1曲目の曲になります。ゆったりとしたテンポで、アコースティックギターの弾き語りで聴かせる曲です。サビの歌詞「今はもういえる そう YES あなたが示した 答え全てに」の部分がこの曲の一番の魅力だと思います。あなたの傷も黒い部分も全て受け入れるというヤイコさんの大きな愛が歌われています。この人って本当に寛容の女神みたいで憧れます。こんな気持ちになれたらいいのにな。
「ミラクルワイパー」 作詞・作曲:矢井田瞳
ピアノの印象的な伴奏から始まるナンバーです。アップテンポでノリノリで聴けます。矢井田さんの曲にしては珍しくピアノが大活躍しています。ピアノのカッコいいソロも聴けてピアノ好きにはたまらない曲でしょう。
ミラクルワイパーというのは恋人を車の運転手に、自分を車のワイパーに例えて表現したものです。愛するドライバーのために「ワイパーになって頑張っちゃうよ!」という曲です。なんともかわいらしいですね。個人的に好きな歌詞は「手が届かない場所もあるけど、丸と四角だからしょうがない」という部分です。ワイパーって半円を描くように四角いガラスを拭くので、拭けない部分がありますよね。おもわずクスっと笑ってしまいました。
「恋バス」 作詞:矢井田瞳 作曲:矢井田瞳 小田和正
小田和正さんとの合作です。ギターの弾き語り曲となっています。普段のヤイコ節とはちょっと違う感覚を楽しめるでしょう。小田和正さんがコーラスを入れていくのも普段と違って新鮮です。クリスマスにこれから恋人へ合いに行くバスの中での想いを、ストレートに表現した歌詞になっていて、かわいらしい曲に仕上がっています。
「ハネユメ」 作詞・作曲:矢井田瞳
ストリングスで始まるイントロが印象的です。Aメロはアコースティックギターのみでいったん引きますが、サビはドラムとエレキギター、ストリングスで盛り上げます。遠距離恋愛をテーマにした歌なのですが「心に隠した歯がゆさを 今 声にかえて あなたの場所へ 放つよ」の部分が非常に印象に残ります。『言いたくても言えなかった「会いたい」という言葉よ、届いてください』という気持ちに、なんだか切なくなります。楽曲の静かな部分と盛り上げる部分の押し引きも、揺れる気持ちを表しているようで大変魅力的です。
君こそ道しるべ 作詞・作曲:矢井田瞳
いよいよ一番のおすすめ曲です。私自身が久々の恋愛に踏み出す覚悟を決めた曲でもあります。ドラムスがしっかりと入ったミドルナンバーで、力強さを感じます。恋に踏み出そうか迷う気持ちを歌った曲ですが、その迷う気持ちをドラムとエレキギターとストリングスで盛り上げて、確信へ変えていく曲調になっています。迷う気持ちを「風に揺らいでいる果実」に例えたところもいいですね。
印象的な歌詞はサビの部分「その瞳に 映ったときに 今日の僕が生まれる」の部分です。その瞳を最後「僕に守らせて」と締めくくるところに、矢井田瞳さんがもつ相手の全てを受け入れる、深い愛の形を感じます。
Not Enough 作詞・作曲:矢井田瞳
アコースティックギターを中心にしっとりと綴られるバラードです。愛する人への気持ちをストレートに表現した曲です。「あなたに足りないのはどんな色」と歌っておいて、「歓びを全部あげよう」とつながっていくところに、「あなたの足りない部分は私が全部補ってあげるよ」という愛情を感じる歌です。スタンダードなバラードですが、じっくりと浸れます。また、次の「.~period~」へシームレスでつながっていきます。あなたの足りない部分を私が補いますという気持ちが次の「.~period~」で更に高まっていきます。
.~period~ 作詞・作曲:矢井田瞳
ピアノの前奏で静かに始まります。アルバムの最後を締めくくる曲です。前曲の「Not Enough」からつながっていて、セットで聴くと気分が高まります。歌詞の内容は1曲目の「YES」につながる部分があり、同じ歌詞が出てきます。凝った構成も味わい深いです。
正式な歌詞には載っていないのですけれども、掛け合いのボーカルで「どんな色だって~探してくるから」という部分があります。前曲の「あなたに足りないのはどんな色」とつながる部分ですね。ここを聴いて、矢井田瞳さんの込めた愛情の広さに感動しました。ここまで相手のために思って歌詞を書けるってすごいなと思います。
非常に感動的なフィナーレを迎える曲です。アルバム全体のテーマを表した曲でもあります。短いですが聴きごたえありますよ。
今日は矢井田瞳さんのおすすめアルバムを、ちょっと懐かしアルバムから1枚選んでご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。恋をしている人や、恋をし始めた人、これから恋をしたい人に大変おすすめです。甘酸っぱい気持ちを味わってみませんか?
それでは、今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。