みなさんこんにちは。かつてバンドが趣味だったあんがお送りする邦楽シリーズ記事です。今回は卒業式シーズンに聴くとグッとくるおすすめのJPOPの曲をご紹介したいと思います。卒業式と言えば別れの場ですよね。という訳で今回は卒業式のイメージだけでなく「別れや旅立ちの曲」も集めてみました。卒業式のために書かれた歌だけではないですけど、卒業式の後などに聞いたり歌ったりすると感動間違いなしです!
また、社会人の方は人事異動などのシーズンになるかと思います。出会いと別れの多い春にぴったりの歌を集めてみました。送別会などでもちょうどいい歌になるのではないでしょうか。カラオケで歌うときっと盛り上がりますよ。
それでは、早速ご紹介していきます。今回もよろしくお願いいたします
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- 「3月9日」 レミオロメン
- 「ラサーラ」 BARBEE BOYS
- 「さよならありがと」 一青窈
- 「サクラ色」 アンジェラ・アキ
- 「桜の雨、いつか」 松たか子
- 「約束」aiko
- 「グッドラック」 BUMP OF CHICKEN
- 「銀河鉄道」 BUMP OF CHICKEN
- 「Nights of The Knife」 TMN(TM NETWORK)
- 「STILL LOVE HER (失われた風景)」 TM NETWORK
- 「farewell song」 B'z
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「3月9日」 レミオロメン
卒業式の定番ソングとして大変有名ですね。ドラム、ベース、ギターの3ピースのシンプルな編曲ですが、その分思いの強さを感じるような気がします。
歌の舞台は題名通り3月です。桜のつぼみの膨らみに春を感じる季節です。サビの部分の「瞳を閉じれば あなたが まぶたのうらに いることで どれほどつよくなれたでしょう」の部分が有名ですが、個人的にはその前のBメロ部分「新たな世界の入り口に立ち 気付いたことは 1人じゃないってこと」の部分が一番好きですね。ここの部分を聴くたびに大学を卒業して社会人の入り口に立った時のことを思い出します。
ちなみに「3月9日」ですが、ヘ長調(Fメジャー)で使われているコードも簡単なため、ギター弾き語りの練習曲にもちょうどいい曲です。練習して送別会の余興などで披露するのもいいかと思います。
ギターピースGP41 3月9日 c/w 粉雪 by レミオロメン(ギター&ヴォーカル譜) (Guitar piece series)
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「ラサーラ」 BARBEE BOYS
1986年の作品です。BARBEE BOYSはKONTA(近藤敦)さんと杏子さんの男女ツインボーカルが特徴的なバンドです。この曲ではKONTA(近藤敦)さんがメインボーカルを務めます。代表曲は「目を閉じておいでよ」ですね。ちょっと斜に構えた感じの歌詞の世界観が魅力的です。
歌の後半まで別れの歌には感じませんが、最後に出てくる「このままじゃ じゃまになるよね いけないね さまにならない さよならするけど それでも たまに顔つないで」の部分で別れの曲だと気づきます。この部分が私も一番好きな部分です。
エレキギターに少しだけディストーションとコーラスというエフェクターをかけてシンプルに編曲していますが、そこがまた哀愁漂う感じで魅力的です。
「さよならありがと」 一青窈
「ハナミズキ」が有名な一青窈さんですが、他にも隠れた名曲がたくさんあります。この曲もそんな曲の1つです。作詞は一青窈さんが、作曲は大御所の武部聡志さんが担当しています。この武部聡志さん、いろいろな方に曲提供されています。プロデューサーとしても有名です。ストリングスを効果的に使った編曲が魅力的です。
ミドルテンポでシャッフルビートの効いた爽快感と哀愁感を併せ持つ名曲バラードです。特徴的な言葉選びで独特の歌詞を紡ぐ一青窈さんですが、私が歌詞で一番好きな部分はサビの「また少しだけ君のこと 無断で好きになったけど」「今でもきっと 僕、の方が」の部分です。切ない片思いの曲なんですよね。サビ前の「さよならありがと」もストレートに心にすっと届きます。片思いのまま卒業になったら、きっとこの曲で泣いちゃいますね。
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「サクラ色」 アンジェラ・アキ
卒業ソングで有名な「手紙~拝啓十五の君へ~」で有名なアンジェラ・アキさんですけれども、今回はあえて別の曲をご紹介します。アンジェラさん自身ピアニストですので、ピアノを中心にした編曲が魅力的な曲です。あの東京事変のプロデューサー亀田誠治さんの編曲です。
アンジェラさんはこの曲を卒業ソングを狙って書いたわけではないそうです。サクラの意味も「サクラ色の私を忘れない」となっているように、未熟な頃の自分へ向けての歌のようになっています。
個人的に印象的な歌詞はサビ前の「時間の流れと愛の狭間に落ちて あなたを失った」の部分と再bの「桜色のあなたを忘れない ずっとずっとずっと」の部分です。この曲を聴くと私もなんだか学生時代の未熟な恋を思い出します。
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「桜の雨、いつか」 松たか子
2000年2月リリースの曲となっています。作詞は松たか子さん。作曲と編曲は先ほども出てきた武部聡志さんです。ピアノを中心にしてゆったりとつづられるバラードです。透明感のある松たか子さんの歌声を存分に味わうことが出来ると思います。松たか子さんの本業は女優ですけど、楽曲も多数リリースしています。松たか子さん自身もピアニストだったりします。
歌詞で私が好きな部分はサビの「ありがとうって言ったら 永遠にさよならになる 果てしないこの旅で どこかでいつか会おう」の部分です。「いつか会おう」と言うときって本当は二度と会えないことがほとんどなのですよね…。
ゆったりとした編曲のせいか、別れた後の複雑な気持ちを少しまろやかにしてくれるような曲だと思います。
「約束」aiko
これまた歌詞がものすごく切ない曲です。サビから始まる曲なのですが、その冒頭の歌詞が「いつかまた逢える日が来るでしょう その日まで必ず元気でいてね」となっています。いきなりここでやられます。「いつかまた逢える」って現実的には二度と会えないんですよね…。「元気でいてね」と別れるときは特にそう。
曲の終盤でダメ押しのサビが入るのですが「どんなことがあっても忘れたりしない 幸せも痛みも永遠の約束」と歌詞が綴られています。私はここで、「永遠に会えないんだな…」って思ってやられてしまうのです…。
とっても切ない失恋ソングだと思います。
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「グッドラック」 BUMP OF CHICKEN
ミドルテンポでアコースティックギターのカッティングとそれに絡んでいくエレキギターのリフが気持ちのいい曲です。
別れの歌ですが悲観的な別れの歌ではありません。初期のBUMP OF CHICKENと最近のBUMP OF CHICKENの決定的な違いです。確実に前を向いている歌です。
歌詞で好きな部分は2番のAメロ「君と寂しさは ずっと一緒にいてくれた 弱かった僕が 見ようとしなかった所にいた」とラストのサビの「騙されても疑っても 選んだ事だけは信じて 笑われても迷っても 魂の望む方へ」の部分です。
前に進む決断をした方に贈る歌として、ストレート過ぎない遠回しな歌詞が、逆に現実味をもってその方の心に届くのではないでしょうか。
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「銀河鉄道」 BUMP OF CHICKEN
一人ぼっちの青年が一人故郷を旅立っていく歌です。アコースティックギターの優しい響きで曲が始まり、中盤からドラムも入って盛り上げていきます。
BUMP OF CHICKENの得意なストーリー性のある歌詞です。一人旅だった青年が、その電車の中での感情と小さなストーリーで歌の世界が展開されていきます。小さな女の子との小さな物語が控えめに描かれていますが、その展開も感動ですよ。中味は秘密です。是非聴いてみてください!
私が歌詞で好きな部分は、「電車の窓はガタガタ鳴く 生きる街を近付ける 出迎える人も居ないであろう僕の 生きる街を近づける」と「誰もが それぞれの 切符を買ってきたのだろう 今までの物語を 鞄に詰めてきたのだろう」のところです。
斜に構えた主人公ですが新天地で生きていく覚悟を静かに感じる歌になっています。ちょっと後ろ向きだけど実は覚悟は決まっているというのがBUMP OF CHICKENの歌の魅力でもあると思います。
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「Nights of The Knife」 TMN(TM NETWORK)
TMN(TM NETWORK)活動休止前の最後のシングルです。シンセサイザーの打ち込みで曲が始まり、途中からリズム隊やエレキギターが少しずつ増えていって盛り上げていきます。音の重なりの重厚さなど、小室哲哉サウンドを存分に味わえる1曲ですよ。作詞は小室みつ子さん、作曲は小室哲哉さんです。往年のTM NETWORKサウンドを支えたゴールデンコンビによる作品です。昔からのファンにとっては嬉しい組み合わせですね。
「どんな過去さえも 君と乗り越えてきた きっとふたりなら 何も怖くはない」とサビでストレートに歌っています。結婚式の余興にも合いそうな歌詞ですね。
活動休止前に新しい何かを予感させる歌詞で締めくくったところがまた「にくいな」と思う1曲です。
「STILL LOVE HER (失われた風景)」 TM NETWORK
1987年からTV放映されていた「シティハンター」とういアニメの第2期のエンディングテーマソングです。大変人気のあったアニメなので、聞き覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
遠くの町で、残してきた愛する人への思いと2人の思い出をつづった歌になります。印象的なシンセサイザーのフレーズから始まり、アコースティックギターとピアノで静かに語るように進む曲調になっています。
この曲の作曲は小室哲哉さんと木根尚登さんの合作になっています。TM NETWORKでギターを担当する木根尚登さんの曲はあまり多くはないですけど、木根尚登さんの曲には隠れた名曲が多いことがファンの間でも有名です。
「時がとまったままの僕のこころを 二階建てのバスが追い越していく」というサビの歌詞に哀愁を感じてなんだか切なくなる曲です。
「farewell song」 B'z
印象的なホーンセクションとストリングスで始まる曲です。途中から B'z らしくドラムスがしっかりと入り、ロックになっていきます。ミドルテンポで曲にじっくりと浸れる感じで展開していく恋人との別れの歌になっています。
サビの歌詞「さよなら あいするひとよ なにもいわずに 今いこう しみついた涙を忘れて 知らない時間(とき)よ 冷たく僕を包め」のところが個人的には一番好きです。新天地の空気感って何となく冷たい感じがしますよね。その空気の中で覚悟を決めるような世界観の歌です。
最後はボーカル稲葉さんのシャウトとコーラス、ギターソロで盛り上げる印象的なエンディングになっています。長めのエンディングですが聴きごたえありますよ。
新たな土地で生きていく覚悟を決める背中を押してくれるような歌になっています。
さて、今回は卒業式や送別会にぴったりの歌をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。新しい曲だけでなく、ちょっと懐かしい(ちょっとどころではない?)歌も集めてみました。卒業式の打ち上げや送別会のカラオケなどにぴったりかと思いますので、是非みんなで歌って、別れを惜しんだり盛り上がったりしてください。
もちろん一人でじっくり聞いて、新たな旅立ちの勇気とするにもいいと思います。ご紹介した歌がみなさんの踏み出す一歩を応援できれば幸いです。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。