フィギュア観戦オタク歴15年のあんがお送りするフィギュアスケートシリーズです。調子に乗って書きまくっています(笑)今日も本田真凜選手の記事です。10月29日に行われた、グランプリシリーズ2017カナダ大会の本田真凜選手のフリースケーティングの様子を詳細分析したいと思います。
ショートプログラムは出遅れましたが、果たしてフリースケーティングの結果はどうだったのでしょうか?今日もあんはテレビの前で解説の方と一緒に「トリプルルッツ!」とか叫んでいました(;^_^A
TVにかじりついて真凜ちゃんを応援しました!
少々話がそれましたが、フリースケーティングの結果と分析に進みたいと思います。今日もどうぞよろしくお願いします。
ショートプログラム 点数の結果と分析
先日記事を書きましたので、詳細はこちらをご覧ください。
ざっくりまとめていいますと、ショートは出遅れです。点数は52.60でした。難しい演技に挑戦しましたが、ジャンプでのミスが目立ちました。GPシリーズのシニアデビューの洗礼を受けた感じになっています。
しかし、3回転ルッツからのコンビネーションに挑むなど、より難易度を上げていきたいという姿勢は評価できると思います。これからの頑張りに期待です。
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フリースケーティング 点数の結果と分析
- 技術点:64.73 演技構成点:60.91 合計:125.64
最終結果はショートとフリー合わせて5位となりました。
また、本田真凜選手のショートの点数は52.60でした。フリーはショートの2倍弱になることが多いということを考えるとフリースケーティングは、かなり巻き返してきましたね。競技中の表情を見ていても、硬さがとれて、明るく伸び伸び演技しているように見えます。フリーの点数だけみると全体で3位という好成績でした。
ショートでの失敗を引きずらないところに、本田真凜選手の精神力の強靭さを感じます。踏ん張りどころで強いというのは、世界でトップ争いをするためには絶対に必要な資質ですので、このあたりは「さすが!」といった感じです。
技術点の分析
技術点とはジャンプやスピン、ステップなどそれぞれの技に付く点数です。難易度により基礎点があります。その基礎点に出来栄えで加点や減点がされます。
本田真凜選手の技術点は64.73でした。冒頭の3回転ルッツはとてもきれいでしたね。ルッツの条件である外エッジにもしっかり乗っていていいジャンプだったと思います。
次の3回転フリップ→3回転トウループのコンビネーションもしっかり入りましたね。着氷もOKでした。全体的にジャンプは安定感があったと思います。
課題があるとすれば後半からの3回転フリップです。これは本来であれば、3回転ルッツからのコンビネーションの予定だったようです。前日の転倒のせいか少々臀部に痛みがあったようですし、ショートで3回転ルッツからのコンビネーションを失敗していたので無理せず回避しのでしょう。ここを3回転ルッツからのコンビネーションにできれば、かなり技術点が上がると思います。
演技構成点の分析
演技構成点は演技全体に付けられる点数です。大まかに言うと表現力を評価します。審判5人がそれぞれジャッジし、点数が決まります。
本田真凜選手の演技構成点は60.91でした。体や関節の柔らかい選手ですので、エッジの切り返しを深くしていくと更に点数が伸びると思います。また、ステップでのスケーティングのスピードはもう少し上げられると思いますし、上半身の使い方がまだ浅い気がします。もっと大きく動けるはず。
まだまだ17歳ということを考えると、表現力である演技構成点は今後かなり伸びる可能性が高いでしょう。
しかも、本田真凜選手は自分を見てもらうことに慣れている気がします。ここは表現力という点ではとても大事です。演技を見せるのに遠慮があっては、やはり表現力は伸びませんからね。
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ライバルとなる選手の動向
- 樋口新葉 ショート:69.60 フリー:137.57 合計:207.17
- 坂本花織 ショート:68.88 フリー:125.12 合計:194.00
- 本郷理華 ショート:61.60 フリー:114.74 合計:176.34
- 本田真凜 ショート:52.60 フリー:125.64 合計:178.24
平昌オリンピックの日本女子フィギュア代表枠は2名です。こうして見てみると樋口新葉選手が一歩リードした感じになります。しかも200点を超えているのが素晴らしいですね。女子フィギュアでなかなか越えられない壁がこの200点です。世界で戦うには200点台がどうしても必要な時代です。
あの浅田真央選手でさえ、なかなか200点を越えられずに苦労していました。世界選手権で金メダルを取った安藤美姫選手でさえ、180台での世界女王でした。
樋口新葉選手が200点を越えたというのはかなり大きいです。本田真凜選手もこの点数を越えることが、一番近い目標になるのではないでしょうか。
ここに更に宮原知子選手と三原舞依選手が加わってきます。本当に今季の女子フィギュアオリンピック代表枠の争いは熾烈ですね。
ちなみに女子フィギュア世界トップクラス、ロシアのメドベージェワは前回のロシア大会で231.21をたたき出しています。さすがです。
本田真凜がオリンピックに出場するために必要なこと
点数の話をすると、先ほどもお話したように、まず200点の壁を越えられるかどうかが一つのポイントになるのではないでしょうか。
本来の力を発揮し、ショートプログラムで70点台が見えてくれば、フリーと合わせて200点越えが見えてくるとおもいます。そのためには、ショートやフリーで3回転ルッツ→3回転トウループのコンビネーションを確実に決められるようになりたいですね。
演技構成点はフリーでは樋口新葉選手が68点台を出しています。この点数がひとまずの目標になるでしょう。しかし次の本田真凜選手のGPシリーズ出場は11月3日の中国大会です。日がありませんので、どこまで完成度を高めてこれるか、正念場です。
また、GPシリーズ初戦で不本意な成績だったため、GPファイナルに進出できない可能性も出てきました。一発勝負の全日本選手権優勝により代表枠入りを狙うことも考えなければならないでしょう。
可能性としては、プログラムの完成度を高めるまで時間的に余裕のある全日本選手権優勝の方が望みがあるかもしれません。
さて、今回もフィギュアスケートシリーズとして本田真凜選手にスポットを当てて記事を書いてみましたがいかがでしたでしょうか?とってもかわいい真凜ちゃんなので、実力がエース級になれば人気爆発間違いなしだと思います。
将来のエース候補であることは間違いありませんから、これからも一生懸命応援していきたいです。真凜ちゃん、ちゃんと練習頑張ってくださいね!
それでは、今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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