小学校のプログラミング教育とは【どんな勉強なの?】2020年度から必修化

小学校のプログラミング教育のイメージ

  いよいよ2020年度から小学校でも必修化されるプログラミング教育ですが、プログラミング教育と聞くと…

  • 小学校で行うプログラミング教育とはいったいどんな教育?
  • 小学校のプログラミング教育はどんな目的で行うの?
  • 小学校のプログラミング教育を受けるとどんな力が付くの?
  • 小学校ではプログラミング教育はどんな方法で実施されるの?

 などのような疑問をもつかたが多いのではないでしょうか。特に当事者である小学生のお子さんをもつ親御さん、保護者の方々は気になってしょうがないと思います。

 また、2024年度からは大学入試でもパソコン入力が導入される予定になっていたり、「小学校にパソコンを児童1人1台導入しよう!」という動きがあるなど、学校現場にどんどんパソコンが入ってきています。

 「うちの子もパソコンを使えるようになった方がいいのかな?」などと不安に思う方も多いのではないでしょうか。

 そこで、今回は先ほどの疑問や、親御さん、保護者の方々の不安を解消できるように記事をまとめていきます。

 今回の記事を参考に、これからのプログラミング教育や学校でのパソコンの使われ方、お子さんがどのくらいパソコンを使えるようになればいいのか見通しを立てていただき、お子さんの将来に備えていただければと思います。

目次 

小学校のプログラミング教育とは

 小学校のプログラミング教育について簡単にまとめていくのですが、情報の信頼性を考えて、文部科学省のホームページを参考にさせていただきました。ちょっとお固いページですが、本体の方をご覧になりたい方はこちらをどうぞ。

www.mext.go.jp

 この記事では文部科学省のホームページを参考に、もっと簡単に分かりやすくご説明していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

どんな目的で行うの?

 大まかに結論から言うと、次の5つが小学校のプログラミング教育の目的です。

  • プログラミングを出来るようにするのが目的ではない。
  • 組み合わせなどを考えて論理的に考える力を高める。
  • プログラムの働きやよさに気付く。
  • 現代の社会がコンピュータに支えられていることに気付く。
  • コンピュータを活用していこうとする気持ちを高める。

 プログラミング教育と聞くと、「プログラム言語を使ってプログラミングを書けるようにするのかな?」と思う方が多いと思いますが、実はそうではありません。

 物事の組み合わせなどを考えて論理的に考える力を高めるために行います。なので、プログラミング言語を用いる訳ではなく、子どもにも簡単に扱えるように、ブロックを組み合わせるようにしてプログラミングの体験が出来るようにした、プログラミング体験ソフトを使ってプログラミング教育は行われます。

 また、家の中にあるコンピュータはパソコンだけではないですよね。今や様々な家電製品の中にもコンピュータは入っています。洗濯機にだって、冷蔵庫にだって入っていますよね。

 そのような、現代社会がコンピュータに支えらているということを、しっかりと認識して活用していこうという気持ちを高めることも目的とされています。

 

プログラミング教育でどんな力が付くの?

  • 条件を組み合わせて考える力が付く。
  • 順序立てて考える力が付く。
  • 計画的に考える力が付く。
  • きまりなどを見付けたり、より良い方法を見付ける力が付く。
  • 以上のようなプログラミングを書くときの基本となる考え方が身に付く。

 小学校のプログラミング教育は実際にプログラムを組みわけではありません。では、いったいどうのようにしてプログラミングを体験するのかというと、小学生でも簡単にプログラミングを体験できるようにしたソフトを使って行われます。

 プログラミングの体験用ソフトといっても、命令の出し方や組み合わせ方は実際のプログラミング言語を基に作られています。

 ですから、そのプログラミング体験ソフトを使ってプログラミングの体験をすることで、自然とプログラミングをするときに必要な、順序だてて考えたり、条件を組み合わせて考えたり、予想して計画を立てる考え方をしたり、より効率的にするためにきまりやより良い方法を考えたりするというわけです。

 その結果、実際にプログラミングをするわけではありませんが、プログラミングをするときの考え方を体験することができ、プログラミングをするときの基本となる考え方が身に付くというわけです。

 現在代表的なプログラミング体験ソフトは「スクラッチ」「ビスケット」「プログル」「マイクロビット」などがあります。詳しい解説は別記事でアップする予定ですので、少々お待ち下さい。

 

何年生からどの教科でどんなふうに学習するの?

小学校のプログラム教育で使用するマイクロビットの操作画面

Microsoft MakeCode for micro:bit

  • 小学校1,2年生は生活科
  • 小学校3,4年生は総合的な学習の時間
  • 小学校5,6年生は総合に加えて算数や理科

 上の写真は6年生が理科で使用すると考えられる、「マイクロビット」というプログラミング体験ソフトの操作画面です。6年生のプログラミング教育の説明は、もう少し下の方で詳しく解説します。

 まずは、1,2年生の話から始めていきます。小学校の1,2年生では生活科という教科があります。そのなかでパソコンの基本的な使い方から先ず学ぶというのが一番最初になるでしょう。お絵かきソフトでパソコンを使ってマウスで絵を描くことから始めます。その後、小学校の1,2年生でも扱いやすい「ビスケット」というプログラミング体験ソフトを使ってみるという小学校が多いようです。「ビスケット」は簡単にご説明すると、自分で描いた絵を自分の好きなように動かしてみるというソフトです。

 小学校の3,4年生は総合的な学習の時間で行われることになるでしょう。小学校3,4年生になると「スクラッチ」というプログラミング体験ソフトを使うところが多いようです。小学校3,4年生ではプログラミング体験ソフトの使い方を遊びながら身に付けるというイメージをもっていただければと思います。5,6年生になってからプログラミング教育を受けるための基盤を1~4年生の間に身に付けていくイメージです。

 小学校の5,6年生になると、総合的な学習の時間のプログラミング体験に加えて、算数や理科の学習の中でプログラミング体験ソフト使うということが想定されています。

 算数ではプログラミング教育は図形の学習の中に取り入れられていくでしょう。「プログル」という図形を描くことに特化したプログラミング体験ソフトが使われる可能性が高いです。

 理科では電気の発展として扱われることになるでしょう。「マイクロビット」というプログラミング体験ソフトから命令を出して実際にLEDを点灯させるという学習が考えられます。プログラミング体験ソフトだけでなく、実際の機会にプログラミング体験ソフトから命令を出して、思い通りにLEDを点灯させるというところまで学習することになるでしょう。 

 

プログラミング教育でどんないいことがあるの?

  • パソコンの扱いに慣れ、操作方法を覚えることができ、大学入試のパソコン入力化に備えることができる。
  • 将来プログラミングを学びやすくなる。

 2024年度から大学入試でパソコンによる入力が取り入れられていくことになっています。小学生のうちからパソコンの使い方に慣れておく必要が出てくるでしょう。

 プログラミング教育はパソコンのブラウザ(インターネットを表示するアプリ)によるプログラミング体験ソフトを用いることになりますので、パソコンの使い方に自然と上達していくことになります。

 また、現在の小学生が大人になる2030年にはプログラマーやシステムエンジニア(SE)などを中心としたIT人材は80万人も不足する事態となるそうです。

www.sbbit.jp

 また、IT関係に就職しなかったとしても、パソコンやプログラミングの技能はこれから必要になってくる可能性が高いです。ちなみに、このブログもHTMLやCSS、JavaScriptなど、ネットに関係のあるプログラミングを用いて作られています。

 ですから、小学生のうちからパソコンの使い方を身に付けて、プログラミング体験ソフトを使ってプログラミングをするときの考え方の練習をしておくことで、お子さんが「プログラマーになりたい」「IT関係の仕事に就きたい」と考えたときの備えをしておくことは十分に意義の高いことだと思います。

 

小学校のプログラミング教育を体験する方法は?

プログラミング教育を受ける小学生

 それでは、プログラミング教育を体験してみるためにはどうすればいいのでしょうか?次の2つの方法が現在のところ考えられます。

  • プログラミング体験ソフトや機材を使ってみる。
  • 子ども向けのプログラミング教育体験教室に行ってみる。

 プログラミング体験ソフトはネット上に公開されていますし、ダウンロードの必要が無いブラウザソフトですので、ネットを見れる環境にさえあればご自宅で体験できます。

 ちなみに。「スクラッチ」や「プログル」などのプログラミング体験ソフトは上の図のように制御や動きの条件などが日本語で書かれたブロックを組み合わせてプログラミングを組んでいくイメージです。「ビスケット」だけは小学生1,2年生向けなので、もっとシンプルに直感的に使えるようになっています。

 ただし、プログラミング体験ソフトの使い方は自分で試行錯誤して習得いく必要があるので、パソコンに慣れていない小学生だとちょっと大変です。

 また、プログラミング体験ソフトを用いて何かの機械を動かすというのも、その機材を手に入れなければならないので、現実的に難しいでしょう。

 さらに、プログラミング体験ソフトはパソコン環境で動かすことを前提にしていますので、タブレットしかないご家庭などは体験は難しいと思います。

 そこで、候補に挙がってくるのが子ども向けのプログラミング教育体験教室に行ってみるというパターンです。体験だけなら無料の教室もありますし、体験してみてお子さんが興味をおもちになったようであれば、教室での学習を続けてみるというのがいいでしょう。

 プログラミング教育が注目を浴びたことで、全国各地のパソコン教室でプログラミング教育体験ができるようになってきています。お近くのパソコン教室に問い合わせをしてみてもよいのではないでしょうか。

 

小学校のプログラミング教育のまとめ

  • 小学校のプログラミング教育はプログラムを組めるようにするのが目的ではない。
  • プログラミングを組む基礎となる、論理的な考え方を高めるのが目的。
  • 小学校のプログラミング教育は、プログラミング体験ソフトを用いて行われる。
  • プログラミング体験ソフトは、プログラミングを組む基礎的な考え方を身に付けることができる。
  • 小学校のプログラミング教育は算数や理科の学習の中でも行われる予定。
  • プログラミング体験ソフトは自宅のパソコンでも体験可能だがちょっと操作は難しい。
  • プログラミング教育体験教室も増えてきている。

 

 さて、今回は小学校のプログラミング教育とはどんな学習なのか、どのようなソフトを用いて行われるのかなどについて記事をまとめてきましたがいかがでしたか。

 2020年度のプログラミング教育の小学校での必修化、2024年度の大学入試のパソコン入力導入などに備えて、着実に準備をしていただければと思います。準備をしっかりとして、お子さんの将来が少しでも開けたものになるよう、この記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。

 それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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