【簿記3級】簿記上の取引とは何か?【簿記検定用語を分かりやすく説明】

簿記上の取引とは何かを示す現金の増減イメージ

 こんにちは。会計的お仕事女子のあんがお送りする、簿記3級シリーズ記事です。簿記3級の受験勉強をしている方は、簿記検定試験の独特の用語や言い回しに苦労していらっしゃるのではないでしょうか?特に…

  • 取引とは何?なんだか悪いことするの?
  • 簿記で言う取引と一般的な取引って意味が違うみたいで…解説して!
  • 簿記上の取引ってどんな意味なのかな?簡単に分かりやすく説明してほしい。

 などとお悩みなのではないでしょうか?簿記検定試験の難しさの一つに、簿記検定試験特有の用語や言い回しがあるのは確かです。簿記用語の難しさを克服できれば、簿記への苦手意識もなくなっていきますよ。

 会計的お仕事女子のあんはもちろん簿記資格持っていますよ。日商簿記2級ですけどね。その分、私の体験に基づいた信頼性の高い情報をご提供できると考えています。経理のお仕事での体験から得たことなども加えて、出来る限り簡単に、分かりやすく説明していきます。

 この記事を参考に簿記3級合格へまた一歩近づき、就職や転職活動を有利に進めてください。

 それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

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簿記上の取引とは?一般的な取引と何が違うの?

 企業は利益を獲得して業績を上げるために、様々な取引をして物を売ったりするなどの営業活動をしています。

 「取引」と聞いてイメージされるものには…

  • 簿記における取引に当てはまるもの。
  • 一般的には取引と言うが、簿記における取引には当てはまらないもの。
  • 一般的に取引と言わないものでも、簿記上は取引と言うもの。

 などがあります。特に2番目の一般的には取引と言うが簿記上は取引とならない場合と、3番目の一般的には取引とは言わないけれども、簿記上は取引として扱うものに注意が必要です。

 

簿記上の取引を簡単に説明すると

 簿記における「取引」は、企業の「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」が増えたり減ったりすることを言います。

 簿記上の「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」などについて詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞご覧ください。 

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 それでは、次からいよいよ簿記上の取引について詳しく見ていきましょう。

 

簿記上で取引となる場合の例

簿記上で取引となる商品の売買

  • 商品を売って現金で代金を受け取った。
  • 商品を仕入れて代金を現金で支払った。
  • 会社の業務を行うためにパソコンなどの備品を買って、代金を現金で支払った。
  • 売買で利益を上げる目的で株式を小切手で購入した。

 などのようなものが簿記上の主な取引となります。ご覧のように代金の支払いや受け取りなどをする場合がほとんどです。

 

一般的には取引と言うが簿記上で取引とならない場合の例

  • 店舗のために土地や建物を借りる契約をした。
  • 車をリースする契約をした。
  • 持っている土地を貸す契約をした。
  • 商品を開発するために、他の企業と共同で研究開発をすることになった。

 以上のようなものが一般的には取引と言いますが、簿記上では取引とは言いません。「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」の増減が無いため簿記上では取引とは言わないのです。

 ただし、借りる契約をしたのちにその賃貸料を支払った場合は取引となります。支払いが発生して現金などの資産が減ったためです。

 

一般的には取引と言わないが簿記上では取引となる場合の例

簿記上では取引と言わない火災による建物の焼失

  • 所有する建物が火災で焼失した。
  • 営業用の車が事故で全損となった。
  • 地震により会社内の備品が壊れて使用できなくなった。

 このようば場合は一般的には取引とは言いませんが、簿記上では取引となります。建物が火災で焼失した場合は、建物という資産が減りますので簿記上では取引になるというわけです。

 

「簿記上の取引とは?」のまとめ

  • 簿記上の取引は「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」の増減があるもの。
  • 一般的には取引と言うが、簿記における取引には当てはまらないものがある。
  • 契約をしただけでは簿記上では取引とは言わない。
  • 一般的に取引と言わないものでも、簿記上は取引と言うものがある。
  • 建物の消失などは資産の減少なので簿記上では取引となる。

 

 さて、今回は簿記上の取引について、出来る限り簡単に分かりやすく説明してみたつもりですが、いかがでしたか?簿記上の取引に当たるもに意外なものが入っていて、びっくりされたのではないでしょうか?

 ところで、簿記資格を生かして会計や経理関係の仕事に就くには簿記2級以上の取得が必須です。簿記2級の難易度を考えると、独学ではなく簿記3級から通信講座でしっかりと基礎固めをするのがおすすめです。

また確実に簿記3級を取得したい方も通信講座を利用したほうがいいでしょう。

 私も通信講座で簿記3級と2級を取得しました。メールで質問ができたりスマホやパソコン、DVDなどで講義の動画を見れます。講義の動画は繰り返し何度も見れるので、通学講座より通信講座の方がおすすめです。

 簿記通信講座の徹底比較記事もありますので、どうぞご覧ください。

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 それでは、簿記検定の試験勉強頑張ってくださいね!無事に簿記3級の試験を突破することを祈っております。そして、ぜひ簿記2級まで取得してキャリアアップを果たして下さい。

 それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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