ビートルズ。誰もが一度は耳にしたことのある音楽なのではないでしょうか。自分でCDや音源をもっていなくても、お店でかかっていたり、TVで挿入歌として使われていたり、様々なところで耳にすることができます。
そんな、ビートルズですが、「現代ロックの原点」と言われることがよくありますよね。今回は、なぜそのように言われるのかのヒントになるような曲を1曲ご紹介したいと思います。
コード理論などで攻めてビートルズ論を展開される方も多くいらっしゃいますが、残念ながら私にはそこまでのコード理論はございません。申し訳ありません…。ですから、ちょっと素人目線ではありますが、曲の構成から考えて、分かりやすくビートルズの曲が現代のアーティストに与えた影響についてお話したいと思います。どうぞよろしくお願いします。
最後にCメロで盛り上げる曲構成
ここでは大変有名な曲、「Hey Jude」を取り上げてみましょう。この曲ですが、歌詞の内容はポール・マッカートニーがジョン・レノンの長男ジュリアンに向けて書かれた曲だそうです。長男ジュリアンへの優しさに満ちた歌詞になっていますが、その辺はちょっと置いておいて、曲の構成に注目してみたいと思います。
「Hey Jude」基本の曲構成
この曲の構成ですが、まず「Hey Jude~♪」と題名をAメロでいきなり歌い出して始まります。その後Bメロに入り、リズム隊が合流し少しずつ楽曲が盛り上がっていきます。その後またAメロに戻ります。しばらくAメロ→Bメロ→Aメロ→Bメロ→Aメロと繰り返しが続く曲構成になっています。
Cメロで盛り上げてエンディングへなだれ込む
最後のAメロが終わった後、とつぜんシャウトが入ったかと思うと、いきなり雰囲気が変わり、Cメロへとつなぎエンディングへなだれ込んでいきます。このCメロですが、曲の中盤から始まり、最後までそのまま進みます。4小節の短いコード進行からなるパターンですが、これをひたすら4分間以上くり返すのです。
AメロとCメロ、いったいどちらがサビなのかなとちょっと迷います。Aメロがサビと考えてサビ出の曲ととらえることもできますし、Cメロをサビと考えてAメロ→Bメロ→Aメロ→サビという構成ととらえてもいいかもしれません。どちらにもとれてしまうというところがまた、ビートルズの曲構成の自由度の高さを表しているようにも思います。個人的にはAメロをサビと考えて、サビ出の曲で大変長いCメロが付いている曲という感じにとらえています。この最後のCメロ、歌詞はなく「ラララ」(もしくはダダダ)で歌い続けます。
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JPOPで「Hey Jude」を思い出す構成の曲
このCメロでをエンディングにして盛り上げるパターン実はJpopでもよく聴きます。私もこのパターンは好きで、自分で曲を作るなら1回は真似したいなと思ってしまいます。個人的にですけれども、DREAMS COME TRUEの「LOVE LOVE LOVE」を聴いたときや、B'zの「farewell song」、大塚愛の「愛」などで「Hey Jude」を思い出します。DREAMS COME TRUEの「LOVE LOVE LOVE」や大塚愛の「愛」は恐らく真似したわけではなく自然と似てしまったものだと思うのですが、 B'zの「farewell song」はかなり露骨です…。こちらはB'zのお二方も「自分たちのルーツを表現したアルバムです。」みたいなことを言っているので、敢えてそっくりに作ったのかもしれませんが…。それにしても「farewell song」は似ている…というか似すぎです。
私はBeatlesを聴く前に B'zの「farewell song」を聴いていたものですから、「Hey Jude」を聴いたときには、大変びっくりしました。でも、この曲構成のパターン、やっぱりカッコいいのです。自分でも「やってみたいな」と思います。でも、「あまりに有名になり過ぎて、もう使えない…」というが正直なところなのではないでしょうか。もうカバーして楽しむしかなさそうですね。
さて、今回はBeatlesの名曲「Hey Jude」をご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。音楽の専門家とは言い難い、素人である私の持論を好き勝手に書きましたので、いろいろとツッコミどころは多いと思いますが、ご容赦いただければと思います。
この「Hey Jude」を機会にして、「Beatlesの他の曲も聴いてみたいな」と思っていただければ幸いです。一番入門として聴きやすいベストアルバムも載せておきます。それでは、今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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