空から降りてくるものたち

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【短歌の作り方】中学生から大人まで~基礎編①文字数の数え方と型~

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 私、実は大学は短歌専攻でした。当時は同人誌も発行したりしていました。NHK短歌に入選してTV放送されたこともあります。(ちょっと自慢です♪)そんなわけで、今回は短歌の作り方についてお話していきたいと思います。

 まずは中学生のみなさんを対象とするような、初心者向けの基礎的な部分からお話ししていきます。その後、少しずつレベルアップしていきたいと考えています。全部の記事を読み終えたころには、自分なりの短歌が作れるようになっていることを目指したいと思います。第1回目の今回は、文字数や短歌の型などについてお話ししていきます。どうぞよろしくお願いします。

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短歌の文字数と数え方について

短歌の文字数

  • 短歌の文字数は全部で31文字。(みそひともじ)
  • 細かく分かれて5、7、5、7、7の31文字
  • ひらがなに直して数えると数えやすい。

 短歌の文字数が31文字ということは、意外と知らない方が多いです。俳句と混ざっている方がいるのですね。俳句は5、7、5の17文字です。俳句と短歌を比べると俳句は大分短いです。その長さの違いから、読まれる題材の特性も変わってくるのですが、それは次回以降の記事で詳しく書きますね。

 短歌の文字数は31文字で「みそひともじ」なんて呼ばれるのですが、厳密に言いますと、文字数ではなく音数という方が正しいかと思います。漢字は1文字ですけれども音数は2音とかありますよね。愛なら「あい」の2音です。

 ですから、短歌の文字数を数えるときにはひらがなに直して数えてください。最初のうちは、もちろん指を折るなどして数えていいと思います。

 

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数えるときに気を付ける音

 ひらがなに直しても数えるときに迷ってしまうものがあるので気を付けてください。促音や拗音、長音と呼ばれる発音をするときです。

 促音は小さい「っ」などがついて跳ねるときです。例えば「立った」は3文字として数えます。跳ねる音は1文字として数えます。

 ところが拗音の場合は違います。「ちゅうい」は小さい「ゅ」が付きますが音数としては「ちゅ」で1音なのです。ですから「ちゅうい」は3文字として数えます。

 長音というのは伸ばす音のことです。例えば「ノート」などですが、ひらがなに直してみると「のおと」という発音になるので「ノート」は3文字です。伸ばす音は1文字で数えます。

 ややこしいのが拗音と長音が合体したときです。例えば「チュー」なんてそうですが、こちらは、ひらがなに直すと「ちゅう」となるので2文字です。拗音(ゅ)は数えませんでしたが、長音(伸ばすと音)は数えるので、こんな感じになるのです。

 促音と拗音の合体もややこしいです。例えば「ちょっかい」ですが、こちらは4文字として数えます。拗音(ょ)はカウントしませんが、促音(っ)はカウントしますので4文字として数えます。

 ややこしくなってきたので、まとめてみます。

  • 促音(「っ」など)は1文字として数える。
  • 拗音(「ゃ」「ゅ」「ょ」)は数えない。
  • 長音(伸ばす音)は数える。

 促音、拗音、長音が組み合わさったときも上記のきまりは基本的には変わりませんので覚えておくといいと思います。指を折って発音しながら数えると感覚がつかめるでしょう。

 

短歌の型と字余りについて

「5、7、5、7、7」の型と七五調

  • 上(かみ)の句…5、7、5までの部分
  • 下(しも)の句…7、7の部分

 短歌は大きく「5、7、5」の上の句の部分と「7、7」の下の句の部分の2つに分かれます。また、5文字と7文字のリズムで作られるので「七五調」と呼ばれます。

 また、この「5、7、5、7、7」という字数の型に、必ずはまっていなければならないのかというと、そういうわけではありません。基本の型はもちろん「5、7、5、7、7」なのですが、数えて31文字に収まっていればよいという考え方も出てきております。ちょっと先鋭的な感じなんですけれどもね。

 このあたりの使い方は少々難しいです。31文字になっているからといってリズムが悪ければ、よい作品とは言われません。なので、5、7、5、7、7」を崩したとしても、どこかに5文字や7文字の部分、いわゆる七五調を残しておいたほうが無難です。

 例としては「5、7、5、5、9」などの崩し方があると思います。このあたりについては、また改めて詳しく記事を書いてみたいと思います。

 

字余りについて

 短歌を作るときには、基本的に先ほどの「5、7、5、7、7」合計31文字を守ってほしいのですが、これは絶対という訳ではありません、最後の部分は1文字くらいならはみ出しても許容範囲となっています。

 「5、7、5、7、8」なんてのもありということです。逆に他の歌と違いが出てよい演出効果になるときもあります。逆に1文字少ないのは、よくないとされますので気を付けてください。

 どうしても自分の言いたい言葉が31文字以内で見つからないときは、1文字くらいはははみ出してしまっても大丈夫です。しかし、基本は31文字ですので、最初のうちはできるだけ収まるように言葉を探した方がよいでしょう。その方が語彙が増えますし、七五調に収める経験を積むことができるので、短歌の七五調のリズムが自然と体染み込んでいくと思います。

 

慣れてくると数えなくても31文字になる

 短歌を作る経験を重ねていくと、自然と七五調の短歌のリズムが身に付き、31文字の感覚も体に染み込んできます。そうすると数えなくても「5文字になっているな」とか「7、7になったな」や「あ…1文字字余り」というのがすぐに分かるようになってきます。そうなってから「5、7、5、7、7」の型を崩すことに挑戦したほうがいいと思います。リズムが体感できると崩し方も加減が上手くいきますので。

 たまに、初心者の方で、31文字になっているけど七五調になっていないという方を見かけます。そうなるとさすがに短歌とは言いにくいですから…。

 

 今日は短歌の作り方シリーズ第1回目として、主に文字数のついて書いてみましたがいかがでしたでしょうか。あまり面白くない基本的なところですけれども、大事なので覚えておいていただければと思います。とにかくたくさん作って慣れていくのが一番です。

 次回以降からは、具体的な作り方や表現の工夫の仕方などの記事にいよいよ進んでいこうと思います。次もよろしくお願いします。

 それでは、今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

短歌の作り方、教えてください (角川ソフィア文庫)

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