空から降りてくるものたち

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【短歌の作り方】中学生から大人まで~基礎編②題材と言葉選びのコツ~

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 前回は短歌の文字数と文字数の数え方などについてお話ししましたが、今回はいよいよ短歌にする題材と言葉の選び方についてお話ししたいと思います。題材はわりと簡単に選べるのですが、それに関わる言葉をどうしていくかが難しいと思います。それを上手にできるようになる方法をご紹介したいと思います。それでは、早速始めていきましょう。

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短歌を詠む題材について

何を短歌の題材とするか

 題材は本当に何でもいいというのが短歌の世界です。季語というものがありまして、短歌より俳句は季語を割合に気にします。しかし、俵万智さんという歌人の登場などにより、短歌の題材は生活に身近なものが、簡単な言葉で読まれるようになりした。

 まずは、自分が短歌にしてみたいことを一語だけ選んでみましょう。題材がどうしても思いつかないときは、周りをぐるっと見渡します。世の中にある全ての物を短歌として読むことができます。

 でも、自由すぎると逆に返って難しいですよね。そこで、よく短歌として詠まれる題材の例をいくつか挙げてみたいと思います。

よく短歌に読まれる題材

  • 恋の歌
  • 悩みについて
  • 家族について
  • 日常生活で見付けた面白いこと
  • 季節に関係する歌

 私、短歌を詠み合う専用のアプリ「うたよみん」というのをスマホに入れて、たまに短歌を詠んだり、他の方の短歌を読ませてもらったりしています。そのアプリに掲載されている短歌をざっと見渡しての個人的な印象ですが、以上の4つ題材が多いように思います。

 一番多いのは、だんぜん恋の歌ですね。恋の悩みはいくつになっても尽きないものです。結婚後の方は、子育ての喜びや旦那さんの面白い様子についての感想など、家族について感じたことの短歌が多いように思います。

 ここが、短歌と俳句の違いとも言えますね。俳句より下の句「7、7」が長い分、自分の感情や気持ちを込めやすくなっています。

 題材選びに迷ったときは、恋する気持ちや人生の悩みなど、自分が抱えている気持ちの中から探すとよいかと思います。

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短歌に使う言葉の探し方

 では、いよいよ題材が決まったとして、短歌を作り始めてみたいと思います。題材の例は一番人気の「恋」にしますね。なんだかドキドキしますね(笑)

 題材を決めただけで、頭の中で想像して言葉を選ぶのは、結構難しいです。なんとなく選んでしまうと、よくある表現になってしまうことが多いのです。

 短歌に使う言葉の候補は多いに越したことはないですから、次は短歌に使う言葉の探し方を紹介します。

短歌に使う言葉を探すよい方法

 まずは、筆記用具を用意してください。書いたことを消せないように、ボールペンとかの方がおすすめです。書いてみて「う~ん、いまいち」と思ったことでも、後で「これは別の方法で使える!」ということが結構あります。基本、書いたことは消しません。それでは、いったい何を書くのかというと、そちらは図を見ていただければと思います。仮に「言葉マップ」とでも名付けておきましょう。

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 まず、中心に思い付いた題材を書きます。一言でよいです。今回は「恋」です。その周りに「恋」に関して思い付いたことを、つなげて書いていきます。そこからまた思い付いたことをつなげて広げていきます。お手本用の画像なのでワードで作成しましたが、みなさんはもちろん手書きでOKです。

 こうしていくと、「恋」から連想する言葉が、どんどん出てくると思います。この言葉マップを作るときのポイントは、「思い付いたら迷わず書く」というところです。「これちょっと違うかな…?」などと思っても、とにかく書いていきます。

 一見テーマとは関係なさそうな言葉は後から効いてきます。関係のある言葉だけ並べると面白味がないよくある短歌になりますが、関係のない言葉が入ると、変化がついて短歌に味が出てきます。

 あと、出来る限りたくさん書いておくと、後から言葉を選ぶときに楽なりますよ。試しに、この言葉マップを基に、短歌を作ってみますね。

 

  交差点 信号全て 青色に 会いに行きなと 押された背中

 

 ちょっと若返ったつもりで作歌してみました。あまりいい例じゃないですけど…。しかも、なんというか…かなり恥ずかしいですね(;^_^A

 でも、「恋」という言葉は使わずに片思いの短歌、もしくは恋の迷いみたいな気持ちは出せたかな…?交差点の信号が全て青になることはあり得ないので、叶わぬ恋とか奇跡的な巡り合わせみたいなイメージも載せたつもりです。あまり上手でないのは、許してくださいね。

 自分で自分の短歌の解釈をするのは、風情がない気がするのでこの辺で辞めておきます(;^_^A

 短歌を詠むときには、この実際のテーマにしたい言葉は出来るだけ使わないというのも大事になってきますので、後ほど詳しく別の記事にできればと思っています。

 あと、短歌は基本的には縦書きです。ブログの書式の関係上横書きになっていますが、ご了承ください。

 

言葉マップの活用方法

 このようにして、言葉マップを短歌づくりに生かしていきます。短歌を作るときに、言葉が思い付かなくなったときや、次の言葉をどうつなげていいか迷ったときなどに、この言葉マップを見直します。また、言葉が足りなかったらマップに言葉をさらに付け足していきます。

 言葉マップから言葉を拾ったり、さらに想像を広げていって別の言葉を探したりします。そうすると「使いたい言葉が見つからない」とか「イメージが広がらない」と困ることが大変少なくなるはずです。

 言葉マップを使って短歌を詠めるようになってきたら、思い付いた題材からいきなり短歌づくりに突入しても大丈夫になってくると思います。言葉の連想力が付いてきたということです。慣れてきたら挑戦してみてください。 

 

書くことのよいところ

 短歌は書いて考えるのが基本だと思います。書くことのよいところは、視覚化されるところ、つまり目に見えるようになることです。また、残って消えないというのも大事です。

 自分の頭の中で想像したものは、思い付いた後からどんどん消えていきます。それを後から思い出そうとしても、なかなか上手くはいきません。先ほどの言葉のマップを書いて言葉を増やす時も、実際に「5、7、5、7、7」の形にまとめていくときも絶対に書いて残していきましょう。

 もちろん、最近は便利なアプリがありますから、そちらを利用するのもいいですね。先ほどからご紹介している「うたよみん」ですが、こちらは手軽にスマホで短歌づくりができていいですよ。書いて残りますし。しかし、ボツにしたのは消えてしまいますけどね。

 そのようなことを考えると、やっぱりメモ帳とペンが王道の様な気がします。「とにかくたくさん作ってみたい」というのであればアプリ、「じっくり質の高い短歌を作ってみたい」というのであれば、ノートとペンかなと個人的には思います。

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思い付いた発想は必ずメモしておく 

 いい言葉を思い付いたり、いい題材を思い付いたときには必ずメモをしておきましょう。先ほどお話した通り、「思い付いたことはどんどん消えていく」ものなのです。後で思い出そうとしても、ほぼ不可能ですので、メモ帳とペンを持ち歩くか、スマホにすぐメモをすることをおすすめします。

 メモをとっておくと、それを基に後から言葉マップを作ったり、イメージを広げたりして短歌を作ることができます。

 短歌というと平安時代の歌会のイメージが強いので、「即興で詠むのかな?」と思いがちですが、本来は書いて書いて書き直してまた書いてと、何度も練り直して完成形を目指すものなのです。

 

 さて、今日は短歌の題材の選び方と言葉やイメージの広げ方についてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか。「言葉マップ」は短歌初心者のうちは本当に便利なので、ぜひ使ってみてください。

 次回は、短歌の字数の合わせ方などについてお話したいと思います。次もよろしくお願いします。

 それでは、今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

短歌の作り方、教えてください (角川ソフィア文庫)

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