空から降りてくるものたち

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【短歌の作り方】中学生から大人まで~基礎編③文字数の合わせ方~

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 短歌の作り方シリーズ記事も第3回目となります。前回は短歌にする題材と言葉の選び方についてお話ししましたが、今回は文字数の合わせ方を中心にお話をしたいと思います。

 前回までで言葉選びのコツはつかめたかと思いますが、短歌を作るときに、苦労するのがこの文字数合わせです。ここが上手くいくようになると、だんだんと短歌作りが楽になって楽しくなってくると思います。では、早速始めていきますね。前回と同様に例を出しながら進んでいきたいと思います。よろしくお願いします。

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文字数を合わせて短歌に仕上げる方法

選んだ言葉に付け足す言葉を上手に使う

 日本語には、単語で5文字ぴったりや7文字ぴったりの言葉は意外とありません。それでは、短歌に使うときにはどうすればいいのでしょうか?助詞や助動詞、動詞などを上手に使うと解決できると思います。

 前回からの題材は「恋」ですが、前回の言葉マップから選んでみます。出来るだけ「恋」と関係なさそうなのを選んでみます。もう一度、前回作った言葉マップを見てみますね。

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 例として「鳥」を選んでみることにします。「鳥」は2文字です。「飛ぶ鳥の」とすれば5文字になります。また「鳥のよう」でも5文字ですね。7文字はちょっと長いので動詞を付けて「飛ぶ鳥揺れて」などになるかと思います。前後のつながりを考えたり、短歌に載せたい気持ちを考えて言葉を付け足す工夫していくと、上手に5文字や7文字に収めることができるはずです。「揺れる」と付くとちょっと恋愛を想像するような続きが考えられますよね。

 みなさんも上の言葉マップや、自分で作ってみた言葉マップから言葉を一つ選んで、5文字や7文字にする練習をしてみてください。どうでしょうか?「思っていたより簡単そう!」と思われたかもしれませんね。

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短歌に仕上げる一番簡単な方法

 それでは、実際に短歌を作るときのお話を少しずつ進めていきます。一番簡単なのは先ほど書いた文字数を合わせる方法で「、7、5、7、7」の一番先頭の5文字を決めてしまう方法です。

 もちろん、下の句の「7、7」の部分からできてしまうこともあります。、7、、7、7」の真ん中の5からできてしまうこともあります。そこは柔軟に対応できれば、逆によい短歌ができる可能性も高いのですけれどね。

 短歌づくりに慣れてきたら途中から作るのにも挑戦してみてください。慣れてくると、選んだ言葉をどこに入れればいいのか、言葉の語尾を変えたりして文字数を変え、試行錯誤しながら、7、5、7、7」の全体の完成に少しずつ近づいていきます。

 ここでも忘れてほしくないのが、一度作った候補は消さないで取っておくということです。ちなみに、短歌の数え方は1首(いっしゅ)2首(にしゅ)と数えるのですが、同じ言葉で何首も作り、どの候補がいいか後からじっくり選定する方が、いい短歌ができると思います。

 

どうしても文字数が合わなかったら

 文字数が合わなくて苦労するときに私がよく行う対処法を、いくつかご紹介したいと思います。ここからは、ちょっと難しい話になるかもしれません。

 「5、7、5、7、7」の最初の5文字に入れたいのだけれども、どうしても6文字になってしまったり、4文字になってしまう場合は、いっそ7文字にして、順番の入れ替えを考えてみましょう。

 例えば「空」を一番最初の5文字に入れたいと考えて、「空からくる」と作ってみたとします。「空からくる」は6文字です。これを5文字にするのは、なかなか難しいと思います。そこで「空から降って」などとして7文字にしてしまい、上の句の真ん中か、下の句の「7、7」のどちらかに入らないか、語順の入れ替えを検討するのです。

 気を付けてほしいことは、語順の入れ替えを検討するとなると、他の言葉も修正しなければならない事が多いということです。一度作ろうとした短歌にかなりのてこ入れをすることになります。

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代わりの言葉を探して内容を分ける

 いろいろと試行錯誤しても、どうしても文字数が合わないということはあります。そうなると、選んだ言葉を変更するしかないと思います。言葉マップに戻ってもいいですし、似たような表現の言葉を探してもいいかと思います。

 先ほどの「空」でしたら「天空」や「晴天」「蒼天(そうてん)」など、「空」に代わる同じような意味の言葉を探してみるのも1つの手です。そして「くる」というのを「舞い降りる」としてしまい「舞い降りる 天空からの 〇〇〇〇〇」などとすると形が整います。「空からくる」という事柄を大胆で詳しい表現に直して「5、7」の12文字まで伸ばし、語順も入れ替えたというわけです。

 短歌を作るとき、特に最初のうちは、1首の短歌に多くの内容を入れたくなる事が多いと思います。その短歌として詠みたい内容を細かく分けられないか、もう一度考えてみましょう。分けられるのであれば使いたい言葉を詳しく長い言葉に変えてしまいます。そうすることで、1首にしようとしていたものを2首にしてしまうのです。これでうまくいく場合も結構ありますよ。

 ややこしくなってきたような気がしますので、ちょっとまとめておきますね。

 

字数が合わないときの対処法のまとめ

  • 語順の入れ替えを検討する。
  • 別の似たような意味の言葉に置き換える。
  • 短歌の内容を分けて1首を2首にする。

 

 さて、今日は文字数の合わせ方についてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか。後半は少し難しくなってきて、だんだんと基礎編から抜けつつあるような感じになってきました。このあたりをこなせるようになってくると、短歌づくりが上達してきた証拠かなと思います。

 とにかく、たくさん作ってみることが一番大事です。どんどん挑戦してみてくださいね。

 それでは、今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

 

短歌の作り方、教えてください (角川ソフィア文庫)

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