空から降りてくるものたち

音楽や文学、お仕事、ブログ運営などの雑記ブログです。思付いたことを、そのまま書いているような感じですが、よろしくお願いします。

ジブリ映画 おすすめの3作品~大人が見ても楽しめる編~

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 ジブリ映画は子どもから大人まで人気のある国民的アニメ映画ですね。小さいころからジブリ映画は見ていますが、新作が公開されるのをいつも楽しみに待っていたことを思い出します。そして、歳を重ねて、大人になってから再度見ても新たな発見があって面白いですよね。今更詳しい説明は必要ないと思いますので、早速、おすすめ作品を紹介したいと思いますが、今回は特に、大人になってから見ても存分に楽しめる大人向けの作品を、個人的な解釈とともに、ご紹介したいと思います。

 

ハウルの動く城  

  私の中でのジブリ映画第1位は、断然「ハウルの動く城」です。なんといってもソフィーとハウルの恋愛映画という点がポイントが高いです。更に個人的な意見を書くと、ジブリ映画の中で一番文学的な作品だと思います。

 

 ハウルの少年期の回想シーンでは、空から悪魔のカルシュファーの仲間たちが草原に降ってくる様子が描かれています。これって何かの例えですよね。個人的にはこのときにきっと悪魔が降りかかるような何かがハウルの身に起こったのだと考えています。そして、これを機にハウルはカルシュファーと契約をし、心臓を引き渡します。個人的には心臓は「人間としての心」だったのかなと思っています。人間であることを捨てたとも言えるでしょう。

 

 その心臓をラストシーン近くでソフィーがハウルの胸の中に返します。ここを見たときに「ああ、ハウルは人間としての心をソフィーのおかげで取り戻したんだ」と私は勝手に想像し、「よかったね。よかったね。」と感動して泣いていました。このように比喩的に何かを例えているシーンや登場人物が多いのも「ハウルの動く城」の特徴だと思います。そこが文学的な魅力としてに感じられ、好きなんですよね。

 

 あと、個人的に「ダメ男の成長物語が好き」というのもあります。ハウルは最初のうちは、はっきり言って引きこもりですよね。その引きこもりのダメ男がソフィーのために成長していく物語としても解釈できますよね。駄目ンズ好きって、駄目かな…。ハウルは結果的には駄目ンズじゃないですけど。

 

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天空の城ラピュタ

 「この作品の一番のクライマックスはラストシーンではない」と個人的には考えています。では、一番のクライマックスはどこなのかというと、パズーがシータをムスカの地上要塞から助け出す瞬間だと思っています。ドーラおばあさんの操縦するなんだか虫みたいな飛行機で、シータを抱きしめて救出する場面です。あの時のロボットさん…かわいそうに…。このシーンの後は個人的にはおまけだと思っています。二人の気持ちがしっかりと結ばれたのがここなので、恋愛ドラマ的にみるとここが一番盛り上がって見えるのでしょうね。私、恋愛ドラマ好きなのです。

 

 でも、さすがのジブリなので後半も、もちろん断然面白いです。なんだか最近歳をとってきたのでしょうか。シーターとパズーを見ていると、「こんな小さいのに偉いな」と思って泣けてきちゃうんですよね。特にみんなの好きな「バルス」のシーン。ここ、サーバーダウンさせたりして遊んでいる場合じゃないですよ!「バルス直前のパズーのせりふが泣けます。「おばあさんたちの縄は切ったよ」です。つまり、みんなを助けて自分たちは死ぬ覚悟なんですよね。そのせりふを聴いて頷いて抱き着くシータ。こんな少年少女に死ぬ覚悟なんてさせちゃだめですよ。ムスカを本気で心底憎みました。

 

 若いころは冒険活劇的な視点で見ていましたが、大人になってから見ると、なんだか少年少女の成長物語に見えて、思わず涙しちゃいます。子どものころ見ていたのとは違う魅力に気付いた作品の一つでもあります。

 

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もののけ姫

 自然と人間のせめぎ合いがこの物語のテーマだと思います。ジブリ作品の中で一番社会的なテーマ性の深い作品がこの「もののけ姫」なのではないでしょうか。そんなこともあって、大人向け作品のお勧めとして挙げさせていただきました。

 

 自然側の代表がもちろんサンです。人間側の代表がエボシです。その間に人間側の存在ではありますが、アシタカが何とか入っていって関係の破綻を食い止めようと奮戦する物語かと思います。アシタカは人間側の存在ですが、アイヌ民族を基にした、自然を貴ぶ民族であるという設定から考えても、調停者的な役割で登場しているのではないかと感じます。一方、バリバリ人間側のエボシは、自分たちが生きていくためならば、神殺しさえ恐れません。そうなのです。人間は「生きてゆかねばならぬ」のです。例え、神を殺したとしても。そういう強いメッセージもあるように思いました。

 

 自然側の代表サンから見れば、エボシははっきり言って侵略者です。しかし、自然とはすべての物を飲み込んでゆくものなのでしょう。侵略という行為さえも飲み込んでいったように思います。自然は神を失いますが、命は巡るという本質は失いません。その本質を失わずに済んだのも、自然と人間との間に立って調停者的な役割を果たしたアシタカのおかげのように個人的には思えます。

 

 以上のようなことを考えると、我々の文明が目指すべき方向性を、各登場人物が代役となって表現してくれているように思います。あくまでも個人的な解釈ですが、自然と文明という社会的なテーマ性の深い作品はジブリでも珍しいのではないかと思い、大人向け作品として挙げさせていただきました。

 

 また、サンとアシタカの恋愛ドラマとして見ても楽しめますよね。私、やっぱり恋愛ドラマ好きなんですね。「アシタカのことは好きだけど、人間社会に属しているアシタカのもとには行けない」というジレンマも、サンの中にはあったことでしょう。とにかく、サンとアシタカが結ばれるということは自然と人間が共存できる形で持続していくということを表しているようで、なんだかうれしく思います。

 

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 今日は個人的に好きなジブリアニメをご紹介してみましたがいかがでしたでしょうか。自分で書いてみて思いましたが、恋愛ドラマと文学的要素の2つが私の好みを左右する大きな要因みたいです。

 今回ご紹介した以外の他の作品でも、もちろん存分に楽しめるとは思いますが、「ちょっと深いテーマで見てみたいな」と思ったときは、上記の3作品を是非ご覧いただければと思います。今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。